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サラリーマンの仕事術

給料がちょっとだけあがるような仕事術について

会話のトレーニングをする


初対面の人といきなり話し始めて話が弾む人っていますよね。

人見知りで口べたな私からみると羨ましい限り。


■最初の話題の選択肢


なにが難しいって、最初の話題がもっとも難しいです。

たとえば異業種交流会などのオフ会で、全く初対面の人と食事を一緒にするハメになると、もうひたすらビールを飲んでる。
ただひたすら沈黙と食器の音だけ…。

ところが同じ席に、話の上手い人がいると全然違います。

いきなりサッカーの話題で盛り上がったり、会社の雰囲気の話になったり、みんながいろいろ喋ります。最初の導入さえうまくいけば、結構みんな喋るんですね。

★P50〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

●会話の糸口が見つけられない
「話題が見つからないよ~」と悩んでいる人は多い。

何でも誰とでもどんどん話ができる人、そんな人と話すのは楽しいですよね。

しかし、人と会って相手が話してこなかったら、あなたが何とかしなくてはなりません。話題を探しましよう。

・すでにあなたが持ってる自分/相手の知識の中から話題を探す。天候、最近のニュース、二人の共通の知人のこと、住んでる町、出身地、会社、仕事内容、食べ物、趣味。
・その時わかった情報について。相手の服装、持ち物、書類、会った場所など。
・前項の1、 2 と重なる部分もあるが、自分がわからないことについて相手に質問する。

こんなにたくさんの中から選べるのです。さて、何を選ぶか?

 「私は福岡出身なんです!」

ってあなたが言ったとします。相手は、そんな最初から黙っているような人なんだから、多分、反応は、「はあ」「はあ?」「それが何か?」「……」。

続かないでしよう。

高津和彦(著) 『話し方のルール
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■話を始めるトレーニング


こういうのは、特別な訓練をしなくてもできる人がいる反面、私のように、人見知りをして初対面の人と話すのに緊張してしまうような部類の人間にはやっぱりトレーニングが必要です。

場数を踏んでみるにしても、やっぱりできないものはできません。
まずは、どんな話をするのか、話のテーマの選択はどのようにするのかについては、やっぱりマンツーマンでコーチしてもらえるセミナーなどに言ってみるのが一番だとは思います。
※私も何度か行きました。

とりあえず、その基礎トレーニングのひとつとして本書では、通勤時に「人を見る」訓練を薦めています。

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トレー二ング方法を紹介します。

電車に乗って、周りにいる人を見て何について言うべきか瞬時に見極めて下さい

一番いいのは実際に声に出して、一分間それについて語ってみることです(注意:変人と思われないよう小声で)。会話の弾む人はこれができているのです。

高津和彦(著) 『話し方のルール
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全く名前も勤め先も知らない人に声をかけるのは、さすがに無理があるので、

 もし、この人と名刺交換をした後に、話をするとしたら…

を考えてみると、自分のパターンを作ったり、相手との接点を探ったりするトレーニングになります。

過去に行ったセミナーでは、そういう練習もありました。
きっと効果があるんでしょう。

これだけって言うわけには行きませんが、練習のひとつとしていかがでしょう?

■話を続けるトレーニング


さらに、話を継続するためには、ポイントは今の話題をどのように発展させるかという「連想力」だそうです。

★P53〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

トレー二ングとして、連想ゲームを一人でしましよう。

ます主語を決めます。たとえば、「メ夕ボリックは … 」に対して文章を続けます。

 「体に悪い」
 「見てくれが悪い」
 「動きが悪い」
 「昇進にも悪い」
 「ウ工ストからくる」
 「だいたい怠慢だ」
 「拒食症の人の爪の垢をせんじて飲め!」
 「そろそろ気をつけないと嫁にも子供にも嫌われちゃうかなあ」

などなど。出来不出来は関係なく、100 個作りましょう。

もう最後の方は出なくなりますが、話というものはそんなもの。

何を言うべきか苦しむことも多々あります。

練習でどっと出てくるようになったら、その中からべストなものを瞬間選択すればいいのです。

余裕も出てきます。発展形として、「メタボリックは体に悪い」を受けて「今日から腹筋 100 回しよう」「そうすれば~」と文章発展にもっていってもいい。

それを会話に活かしましよう。

高津和彦(著) 『話し方のルール
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■参考図書 『話し方のルール


立ち読みできます立ち読み可
人前で話すと緊張し、声が震えてしまう・・・。
恥ずかしくて人の顔を見て話せない・・・。
異性に話しかけても、会話が広がらない・・・。

話し下手だなぁと自認している人は、話すことに関しての恐怖感を抱いている。その恐怖感を取り除くには、「話し上手になるための考え方」を学ぶことをお勧めする。この考え方を軸に、コミュニケーションのとり方やトレーニング方法を解説する。

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話し方のルール
著者 :高津和彦

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●本書を引用した記事
 会話のトレーニングをする
 会話の技術:話が盛り下がっても頓着しない
 話し上手より聞き上手
 人を動かす:人を説得する原則3:自分の誤りをただちにこころよく認める
 人を動かす:「イエス」と答えられる問題を選ぶ
 人を動かす:1ガロンの苦汁よりも1滴のはちみつのほうが多くの蝿が取れる
 人を動かす:人を説得する原則2:相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない
 人を動かす:人を説得する原則1:議論に勝つ唯一の方法として議論を避ける
 人を動かす:心のなかに欲求をおこさせる
 人を動かす:名前を覚える努力をする

●このテーマの関連図書

あたりまえだけどなかなかできない聞き方のルール(アスカビジネス)

あたりまえだけどなかなかできない雑談のルール(アスカビジネス)

あたりまえだけどなかなかできない教え方のルール(アスカビジネス)

あたりまえだけどなかなかできない仕事のルール(アスカビジネス)

あたりまえだけどなかなかできないほめ方のルール(アスカビジネス)

あたりまえだけどなかなかできない敬語のルール(アスカビジネス)


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