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給料がちょっとだけあがるような仕事術について
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★P139〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
ムダのない文章で書かれた、ムダな内容のない作文はキミに多大の利益をもたらす。そのいくつかをあげてみる。
・まともに読んでもらえる。趣旨がまっすぐに伝わる。冗長・冗漫な文章は読みとばされ、くずかご行きにされかねない。
・表現と内容のムダを省こうとする、その思考自体が作文の質を高める。文例26を他人の目で見直すとき「郷里の山や川は生育の舞台装置。そんなに詳しく知りたくはない。山や川のことより、もっと自己表現の本質に迫るペきだ」といった考えに気づく。
・簡潔な文章には知的な雰囲気が漂う。書き手のアタマがよさそうに見える。いや、文章を簡潔にするプ口セスでアタマがよくなってゆくのである。
・簡潔な文を目指していれば、表現や構文のミス・乱れをまねくことが少なくなる。修飾語を多用し、複雑な構文にかまけていると、文章がややもすればおかしくなる。「なんだ、このややこしい文章は」と、内容以前のところで悪評価されるのは大損である。
・余分な言葉、余分な内容をなくせば、作文字数に余裕が生まれる。その分、自己表現の核に大スペースを与えることができる
森村稔(著) 『自己プレゼンの文章術』
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★P168〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
ここから学べることが三つある。一つは、耳や目に心地よい形容詞、カタカナ語、抽象語だらけの文を書くな、ということ。そのような文は読み手に対して無力であるどころか、マイナスに働く。
もう一つは、書き手の自己満足的な主張ではなく、読み手が求める実質情報を中心にせよ、ということ。就職作文が、仮に「私は自身をリメイクし、御社の未来をトータルにへルプしたい」といった文章で書かれていたとしたら、読み手の人事部員はどう思うか。
もう一つ、どこにでも通用する文章、だれもが書きそうな文章は書くな、ということ。
例にあげたコピーは、北海道のA ホテル、伊豆のB ホテル、宮崎のC ホテル、どこのホテルでも(表面的には) 使えそうだ。キミが自己表現文を書くときは、そんな汎用性タのあるコピーで個性を埋没させてはならない。
森村稔(著) 『自己プレゼンの文章術』
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★P169〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●「思う」が多すぎる
学生の作文によく出てくる語の一つは「思う」である。これを安易に使って、文章の底を浅くしてしまっている作文は少なくない。
客観的事実や当然の帰結に「思う」をつける必要はないし、意見・考え・趣味が分かれそうな事柄を「思う」の一語で片づけるのには間題がある。「思う」だけで思考がストップしてしまうのだ。
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:(中略)
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あるベテラン読み手は、作文紙面にさフと目を走らせ、「と思う」という文末語が二つ三つ見えたら、それだけで低い点をつけるそうだ。とくに論文の場合は、そのやり方で十分だと言う。
不用意に「思う」を多用すると、ものごとをリアルにとらえきちんと思考することの苦手な人物、とみなされかねないのである。
森村稔(著) 『自己プレゼンの文章術』
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★P169〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●主体性・自発性を疑われる受け身表現
われわれ日本人は、会話にも文章にも受動態(受け身)表現をよく使う。
周囲に対して受け身の姿勢をとるのが好きなのかも知れない。気にする人は少ないが、自分のことを言う際の受動態表現は、発言や文章にネガティブな雰囲気をもたらす。
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:(中略)
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欧米人が「私は税金をいくらいくら払った」と言うところを、日本人は「いくらいくら取られた」と言いがちである。前者には主体性があり、後者には被害者意識が潜んでいる。
就職試験の際、多くの学生は「A 社に落とされました。B 社にも落とされました」と言ってくる。「キミが落ちたのだ。落ちました、と主体的に言えるようになれ」と助言する。
「c 社に拾われた」「内定をもらえた」のでなく「内定をかちとった」との報告がくるのを期待する。
自己表現文の中で受動態表現を乱発して、主体性・自発性の乏しさを読み手に印象づける必要はない。学生諸君が何気なく使う受動態表現の例はいくらでもある。これは能動態の方がいいぞ、と赤鉛筆でよく印をつけたものだ。
森村稔(著) 『自己プレゼンの文章術』
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仕事で使える文章のちょっとしたコツをご紹介してます。どうも日本語というのは、母国語で話し慣れているので、あまり意識しなくてもそれなりの文章が話せたり、書けたりします。ところがちゃんと勉強してみると、以外に知らないことが少なくありません。前回は「和語」「漢語」の記事でも書きましたが、同じような意味で2つの単語を使うと混乱を招く場合があります。同じ単語を使う時々見かけますが、同じことを言い表すのに異なる単語を使ってしまう時がありま..
どうも日本語というのは、母国語で話し慣れているので、あまり意識しなくてもそれなりの文章が話せたり、書けたりします。ところがちゃんと勉強してみると、以外に知らないことが少なくありません。前回の「文体を揃える」という記事でちょっとだけご紹介しましたが、普段はあまり意識していない、「大和ことば(和語)」と「漢語」について。大和ことば(和語)と漢語を使い分ける異なる単語で、ほぼ同じ意味を持っている単語があります。これを大括りにすると和語/漢語に分けられます。これを使..
どうも日本語というのは、母国語で話し慣れているので、あまり意識しなくてもそれなりの文章が話せたり、書けたりします。ところがちゃんと勉強してみると、以外に知らないことが少なくありません。ちょっとだけわかりやすい文章を書くためのコツのひとつに、文体を揃えるという事があります。ネットで辞書を引いてみると、文体1 文章の様式。口語体・文語体・和文体・漢文体・書簡体・論文体など。2 その作者にみられる特有な文章表現上の特色..
どうも日本語というのは、母国語で話し慣れているので、あまり意識しなくてもそれなりの文章が話せたり、書けたりします。ところがちゃんと勉強してみると、以外に知らないことが少なくありません。ちょっとだけわかりやすい文章を書くためのコツのひとつ、「接続詞」について考えてみたいと思います。当然ながら、文章というのは複数の文で成り立っており、少し細かく見ると、文と文がつながって出来上がっています。そこで文と文とをつなぐもの、それが「接続詞」です。この接続詞を正しく使えると、論理的..
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自己PR文をどのように書くかを解説した本をご紹介します。関連書籍は何冊か読んだのですが、本書が一番まとまっていて、具体例も身近なものが多かったので、本書をご紹介することにします。ただし、本書は「学生が企業にエントリーシートを提出する際に書く」という講義をまとめたものなので、場面が「未経験者」という物が多いですが、中途や昇進昇格に十分応用できる内容ですし、これが「基本形」なんだと理解しやすい構成になってます。自己プレゼン就職・転職活動や昇進昇格時に..
転職時に自己紹介文を書いたり、入社試験で小論文のある会社もあるみたいです。私は部下のレポートを読んでいて、本書にあるような点が時々気になることがあります。「思う」が多すぎる学生の作文によく出てくる語の一つは「思う」である。これを安易に使って、文章の底を浅くしてしまっている作文は少なくない。客観的事実や当然の帰結に「思う」をつける必要はないし、意見・考え・趣味が分かれ..