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サラリーマンの仕事術

給料がちょっとだけあがるような仕事術について

子供の論理で気分を変える


よく残業時間が減らない理由としてあがるもののひとつに

 みんな頑張っているのに、自分だけ先に帰りにくい
 上司が遅くまで残っていて、部下としては帰りにくい

みたいな「帰りにくい雰囲気」というのがあります。

実際には、「上司・先輩より先に帰ってはいけない」なんてルールがある会社は、たぶんありませんが。


■交流分析


交流分析っていう心理学(だと思う)があります。

おそらく、多くの人が、コミュニケーションのトレーニングとして実際に受講したり、何かで呼んだりしたことがあると思うのですが、人の行動は大きく3パターン

 P:相手をほめたり、ねぎらったりする親の心
 A:状況、空気を読んで、正しい行動をしようとする大人の心
 C:自分の好き勝手に振る舞ったり、頼ったりする子供の心

の3つがそれぞれ強弱を持って組み合わせられていて、その強弱が相手・状況・心理状態によって変わるのだそうです。

冒頭の、「帰りにくい」というのは、表面的には「雰囲気を読む」という大人の心が働いているようですね。


■子供の心を100%にする


当然、その人によって強弱の傾向はあるのでしょうけど、多くのサラリーマンは、A(大人の心)を強くしていないと、組織の中からつまみ出されたり、上司からの評価が下がるという危機感をもってると思います。

それが、「早く帰って、ビールでも飲みたい」みたいな心理に対して、ストレスを生んでるんですね。

なので、ストレス耐性のない私は、時々開放してやらないとマズイ。

★P62〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

そして、頭が疲れた時は、「自分がのびのびした小学生だったらどうするか」とイメージして行動して下さい。

「疲れたから、やーめた!」

と気分で動いていいのです。

「面白そうだから、この仕事にしよう」と、スケジュール無視でやってかまいません。

「頭がオーバーヒートしたので、早く帰ります」と、残業を放り出しても許されます。

解放された子供の心で動くと、メンタルの疲れはグンと軽くなるのです。

松本幸夫(著) 『1分間回復法 「心」と「体」の疲労が一瞬で消える
―――――――――――――――――――――★


自分の好き嫌いでわがままを言ってみるとか、「やりたくないからやらない」とゴネてみる。

たまにはそうやって「~~べき」とか「社会人として~~」を無視してやると、リフレッシュできます。

あまりやるとヒンシュクなので、「たまには」ですが。


■参考図書 『1分間回復法 「心」と「体」の疲労が一瞬で消える

会社員、派遣社員の睡眠は、4~5時間も珍しくない。たまに睡眠時間が確保できてもストレスで熟睡は無理だし、熟睡できても何日かでは慢性的な疲れは消えない。長時間労働で体はバリバリにこわばり、人間関係や不況、大震災のやり場のない怒りなどで心もくたびれきっている。
簡単ですぐできる自分なりの回復法を持たなければ、とてももたない。

松本幸夫氏は若い頃、インドに渡ってヨガの修行をしたが、修行者でない一般人でも瞑想や体操で心身の健康を目ざす人がたくさんいた。また、その後に、旅行などで立ち寄った中国や台湾などでも、公園に行くと昼夜を問わず大勢の人が太極拳や呼吸法を実践しているのに驚かされた。
それにひきかえ日本人は朝から晩まで気ぜわしく働いてばかりで、健康になんと無頓着なのかと反省させられた。そこで、回復法について調べると、二つのことがわかった。

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1分間回復法 「心」と「体」の疲労が一瞬で消える
著者 :松本幸夫

1分間回復法 「心」と「体」の疲労が一瞬で消える
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●本書を引用した記事
 「べき」は「こしたことはない」と言い換える
 イライラや嫌悪感はピーナッツリフレッシュ法で解消する
 深呼吸をしてストレスを解消する
 良かったことほど分析する
 原因を追求してはいけない
 PowerPointやExcelに一瞬で図形を挿入する方法
 振り返りはテレビを見るように枠をはめて思い出す
 楽しかったときの写真をながめる
 ダラダラ癖から抜け出すための10の法則:自分の使った時間の記録のやりかた
 ニュートラルなイラストを使う方法


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