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サラリーマンの仕事術

給料がちょっとだけあがるような仕事術について

上司の指摘は積極的に改善する


「あなたの強みはなんですか?」

自己啓発やキャリア形成などのセミナーでよく言われることですし、多くのビジネス書にも「自分の強み・弱みを知りなさい」と書いてあります。

自己分析の方法なども過去記事ではご紹介してますが、会社であなたの強みと弱みをもっとも知っている人に聞いてみるのはどうでしょう?


■上司に聞いてみる


私は、上司との成果面談&目標面談(年にそれぞれ1回あります)のとき、どちらかで(成果面談のときが多いですが)

 「私のいいところ、悪いところ、気になったことを教えて下さい」

という質問を必ず聞くようにしています。

本来は、360度評価、と言って、すべての関係者に聞いたほうがいいのでしょうが、社内研修で「やれ」といわれるような場面でもない限り聞きにくいですね。なので、上司に聞いてみることにしています。上司なら部下に聞くよりは抵抗が少ないですし。

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●上司は部下の強み、弱みをよくわかっている
部下を組み合わせて、チームとして戦いたいのが、上司です。

となれば当然、部下の長所・弱点というのは、よく見ているものです。

どこに強みがあり、どこに弱みがあるのか。その強みを生かし、弱みをカバーする形で仕事を組み合わせたり、メンバーを組み合わせたりしています。

岩田松雄(著) 『「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方
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部下から見ると、上司の「嫌なところ」はわかりますが、上司の強みや弱みみたいなものは、はっきりとは把握できません。
それは、部下が上司の一面しか見ていないからなのですが、逆に言えば、上司から見ると部下の強み・弱みというのは、わりとしっかり認識しているのですよ。

まあ、そうでなければ人事評価やチーミングなんてできませんしね。


■自分の評価と合わせて検討する


自分の強み・弱みを知る方法というのは、いろいろあります。
過去記事でも書いてますが、

 ・日誌を付けて、自分の行動を分析する
 ・自分の得意なことをより抽象化する
 ・トリガリストをチェックする

などなどいっぱいあります。

このなかでも「上司に聞く」というのは、かなり確実性の高い手法のひとつです。

ただし、上司のその時の感情や状況にも左右されるので、以下のことに注意が必要です。

 ・繰り返し聴いて、環境誤差・ノイズを取り除く
 ・自分の分析結果と照らし合わせる

要は、上司がある瞬間に気になっていたことを鵜呑みにせずに、ちゃんと自分なりに分析した上で、自分の強み・弱みと判断しましょう、ということです。

ちゃんと過去の事実と照らし合わせて、強み・弱みを言ってくれる上司なら、その発言はかなり信頼できるかも。


■参考図書 『「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方


立ち読みできます立ち読み可
ベストセラー『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』の著者岩田松雄氏の上司から信頼される部下になるための必須の51ヶ条。

 「上司といまいちウマが合わなくて……」
 「上司への報・連・相の仕方がよくわからない」
 「うまく上司をコントロールして、仕事を上手に進めたい」

こんな風に思っている方もいるかもしれません。

ザ・ボディショップやスターバックスのCEOを務めてきた著者も、もちろんかつては部下だった時代がある。

上に登っていく人は、実力を社内に示すだけでは不足で、上司からの信頼を勝ち取ることが必須。

著者が部下時代にどのように仕事や勉強に向き合っていたか、そして上司としてどういう部下なら引き上げたいと思うのかの本音がまとめられています。

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「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方
著者 :岩田松雄
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「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方
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●本書を引用した記事
 成長を加速する報告書の技術
 上司の指摘は積極的に改善する
 いい話なのか、悪い話なのか、最初に言う
 採用される意見のコツ
 同僚を持ち上げると評価が上がる?
 上司は部下の強み、弱みをよくわかっている
 ジョークのなかに本音がある
 「頑張った私」は言わない
 ファーストコールを受ける窓口になる

●このテーマの関連図書

「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方

「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の言葉

あなたが上司から求められているシンプルな50のこと

部下の心を1分で動かすマネジメントレターの秘密

仕事の成果は「目線」で変わる:「モノの見方・考え方」が鋭くなる51のポイント(知的生きかた文庫)

働く君に伝えたいこと―プロフェッショナル経営者の父から息子への28通の手…


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