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サラリーマンの仕事術

給料がちょっとだけあがるような仕事術について

ピントを外してストレスから逃げる

たとえば、誰かから理不尽な叱責を受けているとかの状態を想像してみてください。たぶん、相手を凝視していることでしょう。
あるいは、何か起こって暴れまわっている人いて、自分にも危害が及びそうな状態。ぼんやり周りを見回していることはありませんよね。

もちろん、危険を回避する上では重要な反応なのですが、それが長時間継続するとそのストレスでやられてしまうことが往々にしてあります。

長時間労働もウツの原因になりますが、問題や自分を攻撃してくる人と、仕事上付き合わざるをえないとなると、その人の動きや発言に集中してしまいがちになります。

それを意識的にはずせるようになると、ストレスからちょっと逃げることができます。

緩急をつけるとか、リラックスタイムを作るとかの方法ですね。

その方法のひとつとして、本書『ストレスをためない技術』に書いてある、「視野を変える」という方法があります。



★P86〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

ストレスがかかっている状態というのは、意識も、視線も一点に集中しがち。

物理的にも、思考的にも「その一点」(ストレス要因となるもの)に焦点が合い過ぎています。

よく言えば集中しているのですが、ストレス要因と向かい合うとき、必要なのは集中ではなくリラックス。

「狭く、ピントの合った世界」から「広く、ぼんやりとした世界」に視野を切り替えることで、私たちの心と体は自ずと力が抜けていきます。

私たちは何かを見ようとするとき、たいてい「中心視野」になっています。それだけ輸郭がくっきりして、距離感もはっきりとつかめるのですが、その状態はどうしても攻撃的で、緊張感が高まっています。瞳孔が狭くなり、何かを狙う目になっています。

一方、窓の外をぼんやり眺めているときなど、私たちは「周辺視野」となっています。

一つひとつの対象をはっきりとらえることはせず、全体を広く受け入れるような見方。そのとき私たちは、心身ともにゆとりのある状態となっています。このよ、つに視野を意識的に切り替えることで、状態を整えることができます。

松島直也(著) 『ストレスをためない技術
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単純に言えば、周りを見回すことです。
会社の屋上に上がって、深呼吸でもしながら風景を眺めてみると気分が落ち着きます。

できたら緑色がストレスにはいいのですが。こちらは

 <<グリーンなデスクトップ>>

に書きましたので、ご参照ください。カラーセラピーなんてのもあるくらい有効な方法なんですよ。

■周辺視野に切り替える方法


周りを見舞わせる状態にする方法として、本書ではこんなやり方が紹介されています。

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周辺視野のつくり方を説明しましょう。

まず、両手の人差し指を立て、まっすぐ前に腕を伸ばして指を揃えます。そのとき、指先をしっかり見つめることで中心視野になります。

そこから徐々に腕を開きながら、両方の指先が視界に入っていることを意識します。そのまま120度〜150度くらいまで腕を開いていくと、視界の両端に指先がある状態になります。

そうやって周囲まで視界が開けている状態が周辺視野です

周辺視野になってみると、広い角度のものが視界に入ってくる反面、そのどれもがぽんやりとしか見えません。そのとき心と体がリラックスして、状態をブレイクすることができます。指と腕を動かす方法で周辺視野のやり方をマスターしてしまえば、指を使わなくても自分の目の動きと意識の持ち方だけで周辺視野が可能になります。

とても効果的なので、ぜひ試してみてください。

松島直也(著) 『ストレスをためない技術
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仕事をしていて、いきなり手を前に突き出してそれを広げる、なんてことをしたらちょっと注目を浴びてしまい、余計にストレスになるかもしれないので、最初は家でひとりのときにやったほうがいいかもしれません。本書に書いてあるとおり、やっているうちにだんだん手を使わなくてもできるようになります。

■眼科で周辺視野モードになる


目の検査で視野検査という検査を受けたことがありますか?

私は毎年の定期検診の他に、2〜3ヶ月に一度眼科に行って受けてます。
もともとは、盲点の移動(拡大?)が気になったことから受け始めたのですが、この周辺視野状態に簡単になれるので、ストレスケアも兼ねて眼科を受信するようにしてます。

白い半球状のドームみたいなところに顔を突っ込んで、中心を見ながら周辺で点滅する光が見えたらボタンを押すというなんかゲームみたいな装置でやります。

ちょっと調べてみると視野検査がPC上で簡単にできるサイトもあります。
やってみると気分転換になりますよ。

 NTG40〜『視野欠損』自己検査が出来る!

本来の目的とは違いますが…


■参考図書 『ストレスをためない技術



立ち読みできます立ち読み可
ストレスは決してなくならない。大事なのは「ストレスをなくすこと」ではなく、「どうつき合うか」。「よける」「ひねる」「受けとめる」という3つのコツを知れば、不快な気持ちが整理できる。NLPの専門家による、ストレスに適切に対処し心を強くする技術。

◆アマゾンで見る◆ ◆楽天で見る◆ ◆DMMで見る◆

ストレスをためない技術
著者 :松島直也
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ストレスをためない技術
検索 :商品検索する



●本書を引用した記事
 嫌なことは、「もし気分がよかったら」で切り替える
 深呼吸をしてストレスを解消する
 ピントを外してストレスから逃げる
 15分散歩してから会社に行く
 車のメンテナンスをするように自分もメンテナンスする
 ストレス経験を思い出して、笑い話にする
 「べき」「ベスト」ではなく「できたらいいな」を探すとストレスが減る
 記憶の距離感をコントロールする
 「しなければならない」と思ったらピンチ
 ポジティブシンキングの落とし穴

●このテーマの関連図書

「やめた!」がなくなる続けるスイッチの作り方(アスカビジネス)

キラーストレス心と体をどう守るか(NHK出版新書)

NLPのことがよくわかり使える本(アスカビジネス)

(文庫)脳からストレスを消す技術(サンマーク文庫)

NLP速読術~1冊10分で本が読める!時間がなくてもスキルアップ&試験合格~

仕事・人間関係「もう、限界!」と思ったとき読む本


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