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サラリーマンの仕事術

給料がちょっとだけあがるような仕事術について

どう思われたいか



あなたは人からどのような評価を受けたいでしょうか?

 仕事が速い人
 仕事が正確な人
 明るくて一緒にいて楽しい人

こんな感じでしょうか?


■期待に答える


多くの商品は、「何を開発するか」ではなく「なんだったら売れるか」で開発されます。
ちょっと古いですが、大ヒットした任天堂のファミコンは、技術者からみれば、ちゃちなものの塊です。でもその当時群雄割拠状態だった家庭用ゲーム機市場を完全に制覇してしまいました。

大切だったのは、「どんなすごい技術が使われているか」ではなく、「潜在ユーザが何を欲しているのか」をちゃんと見て、それにマッチした製品を開発したことが成功の要因だったのです。

翻って、自己啓発などのセミナーや本では

 「あなたがどうなりたいかを考えなさい」

と指導されます。
これが私が自己啓発系があまり好きではない最大の理由。

極論すれば「自分がどうしたいか」は人生の評価において大した意味はありません。

「回りがあなたに何をして欲しいと思っているのか」にたいして、それに応えていくのがあなたのステータスを高める唯一の方法だと思っています。つまり、「シーズ」ではなく「ニーズ」から考える。

あなたの周りの人が、どんな期待を持っている期待をあなたが提供できれば、あなたの評価は高まります。
最もそのニーズをかんがえなければいけないのは、あなたの上司です。

上司があなたに期待していることにたいして十二分にこたえれば、あなたは昇格していき、給料も上がります。逆に、上司が期待していないことで素晴らしい成果を出したとしても、上司はまったく気づきもしません(これは言いすぎか…)。


■期待されている自分を演じる


ポイントは、上司の期待するあなたがいたとしたら

  この時どういうふうに振る舞えば上司は満足するだろうか?

を常にかんがえ、あなたのしたいことではなく、「して欲しいと思われていること」をするように注意するのです。

こういったことに最初は違和感を覚えるかもしれませんが、やっているうちに慣れてきます。
長いこと続けていると、それが「最初から自分のキャラクターだった」と勘違いして自然に振る舞えるようになります。

会社においては、自分は役者なんだと言い聞かせて仕事をしましょう。
どんな約が期待されているのかを相手の言動から注意深く見つけることです。

そうすれば、あなたは上司の後釜になれますよ。


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