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サラリーマンの仕事術

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管理職登用面接の評価ポイント2〜経営意識


もうじき管理職になる人も、もう管理職になった人も、ちょっと意識してほしいポイントをまとめてみました。
これは、私の務める会社だけでなく、いろいろな書籍などにある、評価ポイントをまとめたつもりです。

これは管理職になる時の昇進面接で評価されるだけでなく、管理職になったあとの年間の業績評価や、さらに管理職としての昇進面接の時にも問われますので、管理職になる前から始まって、管理職である間はず〜〜っと意識しないといけない課題です。

ぜひ、意識していただければいいなぁと思います。

5つのポイントとは

 ・チャレンジ精神
 ・経営意識
 ・提案力・交渉力
 ・組織化力
 ・部下育成

です。

もちろん、会社や現在の役職、業務によって重要度や表現は変わってくるとは思いますが、管理職であるということは、基本的にこれらの能力があるレベルを超えていることが必要ではないかと思います。


■経営意識


チャレンジ精神と同じく「スキル」とはいえませんが、これも重要視されます。

経営意識というのは一言で説明するのは難しいですが、あえて言えば、「営利団体である会社にとってどの様なインパクトがあるのか」を認識し、そのインパクトを最も良い方向に最大化しようとする意識です。

◆ROI(投資利益率)を最大にする取り組み


 ROIとは経営用語ですが、Return On Investmentの略。
 どういう経営上の資源をどのくらい、どのくらいの期間投下することによって、経営上どのくらいの効果を持っているのかを考慮することです。

 面接官として面接をするときに、よく聞くのが「それは、どのくらいの投資に対して、どのくらいの見返りがありましたか?」という質問です。これが金額と期間で言えれば認識としては OK ですね。ただし、その比率(いわゆるROI)が悪いものは、取り組み自体は NG ですけど。

◆文化風土に関する取り組み


 経営意識というと、どうしても経済的な部分に気が行くかもしれませんが、この「文化風土」も十分な経営意識です。

 これは、社員のモチベーションにも関わってきますし、それによって不正な行為(違法行為だけでなく倫理上の不正行為も)が行われないとか、顧客満足にもつながっていくことになるので、経営者は相当気を使っているはずです。

◆経営者の意志の伝達と成果の醸成


 中間管理職として、経営に関わっていく方針としては、経営者の持っている意識を言葉や行動にして部下に示すという役割があります。この役割を積極的に推進して、経営者が望んでいる成果を全方向で達成する意識と行動が必要です。

これらも先に書いたように、「こういう意識でやってます」と言うのではなく、「こういう意図でこういう行動をとりました」と言える具体事例を示すことと、日々それが判断できる行動を上司に示すことで、昇進の推薦が受けられるようになります。

―次回に続く―

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