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サラリーマンの仕事術

給料がちょっとだけあがるような仕事術について

社会人になってからが本当の勉強



就職試験などで最初に見られるところは何でしょうか?

私が中途採用をしたり、派遣社員を受け入れたりするときに最初に見るのは

 最終学歴と表彰履歴、取得資格

です。

かつての高度成長期の日本では、「学歴」が大きく幅を利かせていました。昔ほどではないにしろやっぱりそういうのは残ってます。
今後はますます影響度が小さくなっていくのかもしれませんが。

ただし、学歴では能力は計れないのも事実です。

学歴が高いからといって、仕事ができる人であるというのは間違いですし、学歴が低いから仕事ができないというのも違います。

ただ、学歴を見るのは、その人が努力して得た成功体験だからです。

■成功体験が人を成長させる


人間は、努力して何かを得ると自信がつきます。自信がつくとさらに次の一歩を踏み出せるようになって更に努力します。
こういう成功体験がないと、どんどん成功から遠ざかるような行動を取るようになって、本当にできなくなります。

つまり学歴が高い、有名な学校に入学している、世間で一定のレベルの論文を書いている、難しい資格をとっているというのは、学力を見たいのではなく、どれだけ努力してどれだけ成功体験を積んでいるかを見たいわけです。

学生時代なんて所詮4年間。大学院まで行っても6年です。

ところが会社に入ってからは30年も続けないといけないんですよ。
継続するためにはエネルギーがいります。エネルギーの源(みなもと)は、自信や自負です。

何を続けるかって?

もちろん

 永遠に成長し続ける

ことですよ。


■引きこもりとウツ病


このブログでも何度か書いてますが、私自身ウツになった経験があるのですが、本当に自信がなくなります。
何をやってもうまくできるような気がしなくて、もう「自分なんか居ないほうがいいんじゃないか…」なんて考えたりします。

さらに、私の子供はいわゆる「引きこもり」でした。小学校からずっと。

色々なNPOの方や心理療法士、精神科のお医者さんとお会いして、お話を伺ったり、親子ともども指導していただいたりしていましたが、その中で特に印象に残ったのが、

 「この子には成功体験がない」

と言われたことです(小さな頃から引きこもる子は多くがそうだそうです)。

成功体験というのは、別に有名大学に合格するようなことではなく、「自分がほしいと思ったものを自分の力で手に入れ、それを他人(親)から認められること」だそうです。

 「大人でも同じか…」

と思ったりしました。これって自己実現と承認欲求だよね。

何かがほしいと思うのに、「自分の力では手に入れられない」と感じてしまうことが、外界との接触を持てなくなるトリガになるそうです。

■いくつになてっても成長できる


私はプログラムの開発が主な仕事なのですがが、若い頃には「プログラマ35才説」というのがあって、35才を過ぎるとプログラマとしては役に立たなくなるというのが当たり前のように言われてました。同じよな文脈で「人間が成長できるのは35才が限界であとはそれまでの蓄積を吐き出しながら~」みたいな説も聞いたことがあります。

しかし、実際35歳を過ぎて40歳になっても、そして今でも、自分が成長していると感じています。

それは若いころの成功体験とそれを得るために努力したことに対する自信(盲信?)なのではないかと思ってます。

途中で諦めないよう、頑張りましょう。

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