この理由は、ひとつの PC を複数のユーザ名で利用しているため。Windows では別のユーザでログインすると基準となるドキュメントフォルダが変わってしまうため、同じフォルダになるように Windows の管理外に専用フォルダを作って管理しています。
もう一つの理由は、Windowsのマイドキュメントの下にファイルを作ると、ときどきアクセス権限が特定のユーザに限定されてしまう場合があって、ユーザを切り替えたときに、アクセスできなくなってしまうことがあるため。
この別のユーザフォルダを作るという方法は、Windowsの標準ドキュメントの管理外なので、上記のようなメリットはあるものの、ファイルへのアクセスがちょっと不便です。エクスプローラなどからアクセスするためには、エクスプローラで何度かクリックしないとそこにたどり着きません。マイドキュメントフォルダならワンクリックなのですがね。
そこで、そのフォルダに簡単にたどり着けるように幾つかの Windows の機能を使っています。
■マイドキュメントフォルダにショートカットを置く
何かのファイルを編集していて、「ファイルを開く」や「名前をつけて保存」をすると最初に開くのは、マイドキュメントフォルダです。
マイドキュメントフォルダって意外と深い階層にあるので、そこから C: ドライブのルートに戻って、"_usr" フォルダに行ってというのは面倒です。
指がキーボードのホームポジションにあるのであれば、"C:\_usr" ってタイプしてリターンキーが最も近いのですが、マウスを握っているときにこのダイアログが出ると、キーボードに手を戻す必要があります。
そこで、最初に開くであろうマイドキュメントフォルダに "C:\_usr" へのショートカットがおいてあります。
もちろん、仕事用では "C:\_usr\job"、プライベート用では "C:\_usr\Private" への2つのショートカットが作ってあります。
■Listary
"Listary"というのは、Windows 用の常駐ソフト。
Listary
たとえばファイルを開くときに「開く」というダイアログボックスが表示されますよね。
そこでファイル名を入力するテキストの入力ボックス以外のところにフォーカスを移動して(多分1~2度TABキーを押せばOK)、ファイル名やフォルダ名をいきなりタイプすると、そのファイルやフォルダが候補として表示されます(インクリメンタルサーチします)。
で、必要なフォルダが見つかったところでリターンキーを押してやると、そのフォルダを「開く」ダイアログボックスにそのファイル名を渡してくれます。
私の場合はこうしたダイアログボックス一度 TAB キーを押してテキストボックスからフォーカスを外して、"job" とタイプしてリターンキーを押せば、そのフォルダへジャンプできます。
よく使うフォルダは登録しておいてやれば候補の先頭に出ますし、検索対象のフォルダを登録しておけば、そこから優先的に表示してくれます。
また、このソフトは実行ファイルでも検索できるので、実行ファイル名がわかっていれば、スタートボタン→アプリ名とやるのではなく、いきなり、実行ファイル名をタイプすればアプリを立ち上げることも可能です。簡易的なランチャーとしても機能します。
■ファイラー
私がファイル操作をするときに最も使用頻度が高いのが、NexusFile という2画面ファイラー。
これで、CTRL+1 とすると、C:\_usr\job フォルダが開きます。
ワンキーでたどり着けるので、個人的にはもっとも使用頻度が高いやり方です。
■タスクバー
タスクバーって、Windows で立ち上がっているアプリの一覧や右側に常駐ソフト、現在時刻が表示されてますよね(標準では画面の下)。
多くの人はこのツールバーはそのくらいにしか使っていないと思います。
ところがツールバーには、自分が定義したメニューを置くことができます。
ツールバーを右クリックして
「ツールバー」→「新規ツールバー」
を選択してやると、フォルダの選択画面が出ます。
よく使うフォルダやアプリを登録すれば、そのフォルダにあるファイルやフォルダはタスクバーからアクセスできます。
さらに、このフォルダは複数個登録可能で、右よせで表示されますので、マウスでワンクリックで必要なフォルダを開くということができます。
まあ、私はマウスをそれほど使わないので、たまにしか使いませんが・・・
色々登録しておくとその時のシチュエーションに合わせて、自分のよくアクセスするフォルダにたどり着けるので、ちょっと作業が素早くできるようになります。
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