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サラリーマンの仕事術

給料がちょっとだけあがるような仕事術について

転職面接:なぜ弊社を希望されましたか?



新卒・転職面接にかかわらず、必ず出る質問に志望理由があります。
この答え方に2パターンがありそうです。


■主語はなにか?


主語の2パターンは、

 「御社は~」
 「私は~」

です。

ただ、主語が「御社は~」の場合、印象に残ることがほとんどないです。あまり記憶に残ってません。

これの理由をつらつら考えるに、「ありきたりのことしか言ってない」のではないかと。

たとえば、「御社の将来性…云々」と言われても、面接官は10年も20年も会社にいるわけなので、応募者よりもその会社のことは詳しく知ってます。いまさら、自分の会社についてコメントされても、面白くもなんともない。

一方で、「私は~」と自分を主語にすると個性が出ます。いろんな言い方があるわけです。

こっちの方は結構印象に残る言い方をされた人を記憶してます。

■時制の違い


2つ目のパターンは、時制の違い。単純に言うと

 「過去に○○をしてきたので~」

という過去の経験をベースにした言い方と

 「将来、○○がしたい~」

という未来の希望をベースにした言い方です。

で、過去の経験はすでに面接で聞いているか応募書類に書いてあるので、興味を惹かれる言い方をされた方は少ないような記憶。


■経験は志望理由にはなってない


とくに中途採用の面接においては、過去の経験を言われる方が非常に多いような印象がありますが、面接官にとっては過去の経験やスキルは、志望理由としては成立していません。

 「転職は、過去の延長線上にないということが理解しているのかな?」

と疑問に思ってしまいます。

たとえば、ソフト担当者の採用で

 「前職で○○言語を学んで、この知識をもっと生かせる場に~」

とか言われても、「一生○○言語だけで食べていくつもりならいいけど、それはウチではムリ」とか思っちゃうわけです。

ちなみに、転職サイトに書いてある志望理由のサンプル文章もチェックしてみましたが、どれも上記の条件に当てはまってしまって、この例文そのまま出されても、マルはつけないだろうなぁ、というのが感想。

■志望理由の必要な要素


面接官として、志望理由を聞くのにポイントにしているところは

 ・将来(10年~それ以上)のビジョンを持っているか
 ・なぜウチの会社でなければいけないのか
 ・会社での展望(1~2年先)を具体的に描いているか

の3つです。

全部が満たされる必要はありませんが、少なくとも「将来のビジョン」は必要だと思ってます。その会社にず~っといるつもりがあれば、それがたぶん一番大事だと思うから。

聞きたいのは「志望理由」、言葉を変えると「応募した動機」です。

その人を採用したら、その人と一緒に仕事をすることになるんだから、面接官が「そうか!じゃあ一緒に頑張ろう!」って気になるような「意思」を言ってほしいかな。

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