忍者ブログ

サラリーマンの仕事術

給料がちょっとだけあがるような仕事術について

やる気では仕事はできない



 モチベーション、やる気

よく私が出没する「Yahoo質問箱」で登場する言葉です。
これが「出ない」から仕事に「集中できない」とか、「取り掛かれない」とかいう困り事の相談です。

時々、

 やる気がでなくても一定の成果を出せれば問題ない

という答えを書き込んでいます。

■仕事に「モチベーション」・「やる気」は必要ない


私は仕事をするときに、「やる気」がどうのこうのと口にすることはありません。
※「やりたくない」という時はしばしば…

「スイッチが入ろうが入るまいが仕事をする」のが仕事のプ口だし、「やる気」云々は単なる「仕事ができない言い訳」にすぎないと考えてます。

仕事ができない人は、「仕掛かり」が遅いのです。ソフトが重たくて起動が遅いパソコンによく似ています。同時に、仕事の進み方も遅い。これも処理効率が悪くて、クリックひとつで一服できる重たいソフトと同じです。

どうしてこんなに遅くなるかというと、たくさんの「言い訳」や「弁解」を準備しているからです。

 「まずはコーヒーを飲んでから。それから頑張ろう」
 「部長は今日、忙しそうだなから、報告は明日にしよう」
 「いま、あせって進めないほうが、たぶんいい結果につながる」
 「以前頼まれていた仕事を片づけてからとりかかったほうが集中できる」

要するに「仕事を先送りしたい」し、自分が本気になってやった結果がよくないものだったらプライドが傷つくのです。

だから、もっともらしい「ない理由」を探すことに懸命になります(当人は「ない理由」のつもりでしょうが)。

両手に余るほどの仕事を抱えている人がさっさと始めているのに、そんなに仕事もない人がなかなか仕事を始めようとしませんハ仕事というのは、いったん始めてしまえば、集中モードに入っていくことができます。はじめなければ永久にスイッチははいりません。


■まず始めることが仕事ができるようになる条件


当然、仕事を素早く完成させるためのいろいろなコツはあります。

しかし、そんなものを集めているのは、時間の無駄です。やっていれば自然に問題点に気が付き、その問題点を解決するためには、だれでも考えつくような方法しかありません。
問題点に気がつくかどうかが問題なのです。

やる気に火がつくまで待つのではなく、火がついていなくても始める。ここがポイントです。

仕事ができる人は、とにかく仕事をスタートさせてしまいます。

やる気を上げよう、などとは思いません。逆に、へたにやる気を上げてしまうと、そのあと下がるだけですから余計に厄介。

どうせ最後はやらないといけません。首になったり左遷されたりすることを恐れるのであれば。

だから「デキる人」になりたければ、まず始めるようにすることが第一歩です。

仕事を始めれば、「条件がそろうまで」という無為な時間が生産する時間へと変わります。
やる気があるかないかなどまったく関係ありません。「スイッチを切り替える」とは、「時間の中身を切り替える」ことでもあるのです。

仕事はやる気云々にかかわらず、淡々と始めることが必要なものです。

■同じテーマの記事

自分を変える教室2

本日はビジネス書のご紹介。有名な本なのですでに読んだ方も多いのではないでしょうか。本書は「ちょっとモチベーションが下がっている」と感じた時に目次を眺めて、気になる所読んでみたりしてます。そうすると「うん、そうだよな」と思ってちょっとだけやる気が復活してきます。つまり、1回だけ読んで「ふ~ん。ちょっとお勉強になった」と満足に浸るような種類のビジネス書ではなく、時々読み返してみて、「今自分がぶつかっている問題はこういうことなんだ」と..

図解のコツ2:単語を抜き出す

前回の記事で、「図解のはカタマリを作ること」と書きました。図解の最初のステップはカタマリを作ること図解とは、「位置/配置」に情報を盛り込むこと例えば、有名な情報整理術に、「KJ 法」というものがあります。考案者である文化人類学者・川喜田二郎氏のイニシャルをとってこう呼ばれています。ここでは詳しくは説明しませんが、キーワードを書いたカード、新聞や雑誌の切り抜きといった..

自分を変える教室3

本日はビジネス書のご紹介。有名な本なのですでに読んだ方も多いのではないでしょうか。本書は「ちょっとモチベーションが下がっている」と感じた時に目次を眺めて、気になる所読んでみたりしてます。そうすると「うん、そうだよな」と思ってちょっとだけやる気が復活してきます。つまり、1回だけ読んで「ふ~ん。ちょっとお勉強になった」と満足に浸るような種類のビジネス書ではなく、時々読み返してみて、「今自分がぶつかっている問題はこういうことなんだ」と..

できるかどうか試してみる

このサラヒン~サラリーマンの仕事のヒントを始めてから早いもので5年が経ちました。途中、若干の紆余曲折がありましたが、かれこれ1200超の記事を書きました。やってみれば大したことはない最初は、ブログにしてもメルマガにしても、「まあ1ヶ月も続かないだろ」と思ってました。それほど、仕事のコツなんてたくさん思いついたわけでもなかったですし。ところが書き始めてみると、仕事を早くするのコツみたいなものにいろいろ気が付きました。記事にするという目標もあって、かなりの本..

会議が失敗する理由

会議の一つの形態である「ワークショップ」と言うものがあります。日本では「体験型講座」みたいに理解されてますが、本来はプロジェクトにおける関係者の合意とコミットメントのための仕組みです。本書『レバレッジ・ポイントを見つけ出せ! 問題発見力養成講座 “木を見て森も見る”システム・シンキング』では、ワークショップについて、「ワークショップが失敗する理由」が書かれてますが、ここで言う「ワークショップ」は後者の意味です。会議..

ゼロ秒思考5

今週は、『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』という本をご紹介しています。ゼロ秒思考とは、あるテーマについて、即座に必要なことを考えることが出来るような事ができるようなトレーニングを「メモ書き」でしよう、という本。マッキンゼーで長期間活躍した筆者が、「誰でも、確実に頭が良くなる方法がある」として開発し、広めているやり方。場所も、時間も取らない。わずか1分のメモ書きを繰り返して、・考えていることを明確にすること..

PR