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サラリーマンの仕事術

給料がちょっとだけあがるような仕事術について

英語や中国語は度胸で話せる


私の周りには「英語が得意」という人があまりいません。
※先日中国でお会いした人(中国人)は、TOEICが920点という方がいましたので…。
※ちょっとびっくりな点ですが。
※この時は、その人の片言日本語と、こちらの片言中国語+片言英語で会話しました。

ただ、私の会社は海外(中国語圏と英語圏)に関係会社があるので、英語も中国語も使わないわけには行きません。なんとか、おおよその意思が通じる程度には使っています。

ただ、最初は全く話すことができませんでした。多少聞き取ることはできたのですが、「プレゼンしなさい」とか「指示を伝えなさい」などというシチュエーションになると、とたんに冷や汗がでるわ、その場でしどろもどろになるわ、大変でした。

だからと言って今は英語力(中国語力)が上がったかというと、そんな実感は全くなく、TOEICなどの点数も良くなったわけでもありません。違いは

 場数を踏んで度胸がついた

ことかと。


■中学程度の語学力でも話はできる


日本人の9割以上は高卒以上の学歴を持ってますよね。少なくとも中卒でない人は殆どいませんね。
英語の基本はみんな知っているわけです。

でも話ができないのは、「英語を知らない」のではなく、「スムーズに話ができない」ことに引け目を感じているからだ、と今なら思えます。

★P94――――――――――――――――――――――――――

ある外国人と食事をしている時に、片言の英語でこんなことを言ったのです。

 I think there are three types of human being, Hamlete, Don Givanni, Don Quixote. I want to be Don Quixote.

文法だけであれば中学生レべルなのですが、含蓄のあるメッセージがこもっています。簡単な言葉だけで目の前の外国人に自分の想いを伝えた。そう考えると、会話というのは流ちように話すことではなくて、シンプルな言葉でもメツセージがクリアであるということが大事なのだと思い知らされました。

岩瀬大輔(著) 『入社10年目の羅針盤
――――――――――――――――――――――――――★


そうそう、こんな感じ。

以前、海外で一緒に食事を指定た時に、相手からこんなことを言われました。

 「お前の話はすごくわかりやすい。とっても簡単な単語(primary words)を使うし、文法も簡単だ」
 ※もちろん英語で、です。

ほめたのか、けなしたのか本当の意図はわかりませんが、私は「ほめられた」と受け取ることにしました。

最近、円安で外国の人を町中で見かけることが増えてきたと思います。
話しかけられた経験をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。

クソ度胸を出して話をしてみると、案外通じるものです。

駅前留学とか無駄とはいいませんが、それよりも、「話をする」ための勇気を持つ事のほうが役に立つかもしれません。

ちなみに私の中国語は、文章にすらなっていません(一応自覚はあります)。さらに発音も全くダメダメです。ただ、中国で半年暮らした時も、結構通じました。どうしてもダメになると最後は筆談でしたが…。

相手が「理解してやろう」と思ってくれると、案外意味を分かってくれるものです(経験則)。

ただしい接続詞や前置詞をつかわなくても、意味は理解してもらえます。

 This is an apple.

と言わなくてはいけない、と思わずに

 ・This is apple
 ・This, apple

でも通じますよ。私の場合はさらにひどくて、

 (指差しながら)
 kore(これ), apple ne(ね)

結構通じてます(私が思っているだけかも…)。

最後に本書『入社10年目の羅針盤』に書いてあったことをご紹介します。

★――――――――――――――――――――――――――
しかし、日本に来ている外国人たちを見てください。彼らは片言の日本語でもしっかりと自分の言いたいことを伝えてきますよね。あんな感じでいいのです。
 :
 :
要は、「英語苦手だからどうしよう」と思うのではなく、前向きにとらえようということです。
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これが外国語を話せるようになる究極のコツかもしれません。

■参考記事


 ・英会話ができるようになる?「英語モードスイッチ」



■参考図書 『入社10年目の羅針盤


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右肩上がりの時代なら、一流企業に就職し、順調に出世して、経済的にもゆとりのある暮らしを築くことが、共通した幸せの概念だったかもしれない。しかし人々の間で物質的な豊かさよりも精神的な豊かさが求められている昨今、若い人たちも、上を目指すだけでは自分の幸せにたどり着くことができないことに気づき始めている。よく「最近の若者は出世欲がない」などと言われるが、出世の先に自分の目的とする場所があるわけではないということを、感覚として分かっているからではないだろうか。

入社10年目というと、30歳前後の若手ビジネスパーソンにあたる。経験を重ね、スキルも身についている頃だが、責任も与えられ、部下を束ねている人もいる。私生活でも結婚や出産を意識するなど、考えることの多い年代だ。若い頃はただがむしゃらに進めばよかったかもしれないが、30代以降はしっかりと方向を定めて進んでいかなくては目的地にたどり着けない。

うまくいかない時、つまらない仕事をしなければならない時もあるだろう。しかし自分の目標が定まっているのであれば、それを平然と乗り越えていく術も必要だ。

 失意泰然(しついたいぜん)、得意淡然(とくいたんぜん)。

うまくいっていない時こそどっしりと構えよ、うまくいっている時こそ謙虚であれ、といった意味合いの言葉だ。この本でも紹介している。



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入社10年目の羅針盤
著者 :岩瀬大輔

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●本書を引用した記事
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 イライラしたら飴におさめてもらう
 他人の感情を読み取る
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 仕事を楽しむと前向きになれる
 仕事は楽しいものではなくて楽しむもの
 政治的見解は述べてはいけない
 入社10年目の羅針盤:転職するなら地方にいけ
 睡眠時間を優先する
 モチベーションが上がるトリガ

●このテーマの関連図書

図解働き方:「なぜ働くのか」「いかに働くのか」(単行本)

入社1年目の教科書

社会人のための勉強力の基本(だいわ文庫)

東大×ハーバードの岩瀬式!加速勉強法

入社1年目で頭角を現す人、沈む人

ハーバードMBA留学記資本主義の士官学校にて


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