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サラリーマンの仕事術

給料がちょっとだけあがるような仕事術について

粗悪品のアイディアを出すと良いアイディアが出る



仕事をしていると、「アイディア募集!」などと連絡が回ったり、上司から言われることがありますよね。

でも大勢に募集をかけても、反応しない人がほとんど。

じゃぁ、ということで、「××までにアイディアを出してくること」と個人攻撃しても、次回の打ち合わせで「考えたけどいいアイディアを思いつきません」などと報告して、以上おわり。


■「考えたけど」は考えてない


経験則ですが、「考えたけど」というのが考えてない証拠

というのは、そのときに

 「じゃぁ悪いと思ったアイディアでいいから言ってよ

と言って、悪いアイディアでも言えた人を知らないからです。
私の知っている範囲なので、単なる経験則ですが。

悪いアイディアも何一つ出ないというのは、「考えた」にはならないのでは?

もちろん、その人が、「考える」方法を知らない、ということは十分あります。だったら、「考えた」などと言わないでほしいなぁ、と。


■アイディアの屍の上にアイディアがある


いいアイディアなんて、最初から出るわけはありません。

それが出来るくらいなら、ニュートンやアインシュタインだって、子供の頃に万有引力や相対性理論を思いついてますって。凡人ならなおさらですね。

そのために、いろいろな発想法があるわけです。分解してみる、異業種のやり方を適用してみる、結合させてみる、反対にしてみる、などなど。

これを具体的にやって、その結果を書き出して、さらにそれを洗練させていくことで、「良いアイディア」になっていくわけです。

たくさんの駄作のアイディアがあって、それらの中からまた駄作のアイディアが生まれて、さらにそれらを凝縮していくと、もしかしたら使えるかもしれないアイディアになっていきます。

1秒考えてわからなければ、こういったツールにまず頼る。
そして、100個のアイディアを出す。

それをさらに10個に絞り、最後に2つに絞る。

そういう経緯を通じて、アイディアが作られていきます。

粗悪品の大量生産、アイディアを出すコツです。

もちろん、いくらやっても粗悪品のままという可能性はありますが、それは能力の限界なので諦めるしかない。当然、あらゆるアイディア発想法は勉強・実践した上でなら。

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