・数字を言われた時は、場所と数字が同じ時はヒット。場所が違うがその数字が使われているときはブローとして、ヒットの数とブローの数を答える(ウソはなし)
というゲームですが、意外と頭を使います。
やっとコトがない方は、やってみてください。面白いですよ。
以前の記事
仕事の4条件のスコープを決めるで、「
仕事にはスコープが大事」ということを書きましたが、このスコープを定めるコツが、ヒット・アンド・ブローと同じなんですよね。
■ハズレを探す
このヒット・アンド・ブローゲームで、一番嬉しいのは
ゼロヒット、ゼロブロー
です。つまり、「これかな?」と言った数字すべてが、相手の数字に全く使われていない場合。
これで、その数字は選択肢から完全に除外できます。
つまり、相手の考えている数字を見つけるためには、何がハズレかわかれば正解に大きく前進できるわけです。
私のヒット・アンド・ブローゲームの戦略は
初期はハズレを探す
中盤はあたりの位置を探す
終盤は統計する
というものでした。多少強いグループの中のひとりだったかと。
詳しく話を書くと、本ブログの趣旨から外れちゃうので省略(^^;;。
■意図はハズレを探すことで発見できる
交渉や仕事の指示でも、
「こういうのはどうですか?」
と提案したり条件を聞いてみたりすることがあります。その時に、「いや、それはダメです」と言われることで、がっかりする必要はありません。逆に、「ハズレが見つかった」と喜ぶべきことです。
「×××市場のレポートを作ってくれ」
こんな指示をされた時に、「はい。分かりました」といきなり作業に取り掛かるのは論外としても、「×××市場のどういうレポートを作ればいいですか?」では質問になってません。
相手の考えている選択範囲を狭める質問をしないといけないのです。
つまり、
「×××市場と○○○市場の違いは必要ですか?」
「×××市場に関して、今後の戦略プランをつくればいいですか?」
「×××市場の調査のために、コンサル会社を使っていいですか?」
「だれにこの資料を使われる予定ですか?」
「来週末まででよろしいですか?」
「競合会社のデータは必要ですか?」
「20分位のプレゼン資料でよろしいですか?」
「結論は『ジリ貧である』という危機感を煽るものですか?」
などといろんな視点から、相手が考えているターゲットの範囲を絞るような質問をしないといけないわけです。
質問は「クローズドクエスチョン」です。曖昧な質問に曖昧に答えられても、相手の考えている線(ほしい成果物の範囲)は定められません。
意識して、ハズレに当たるような質問をしましょう。
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