忍者ブログ

サラリーマンの仕事術

給料がちょっとだけあがるような仕事術について

スケジュール・タスク・ToDoを一元化する


過去記事でも何度か少し触れていますが、私は

 ・スケジュール
 ・タスク
 ・ToDo

を区別して使っています。
ただこのブログでは、この3つはほぼ同じ物としてあまり書き分けてはいませんが、実際の仕事の時には、これはタスクか、ToDoかを区別しながら使ってます。


■『仕事のムダを削る技術


こういう定義を考え始めたのは、以下の本から。

★P112〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

●細かいタスクもグーグルカレンダーに入れてタスクを一元化する
自分の時間を見える化することについて、もう少し話を続けます。これは仕事術の本でいう「タスク管理」あるいは「スケジュール管理」といった類の話です。

タスク管理について語るとき、「ToDo」と「スケジュール」を分けるかどうかで、しばしば議論が分かれます。

本来、タスクは、すべてタスクではありますが、ここでは便宜上、スケジュールは少し長い時間がかかるタスク、ToDo は短時間で可能な細かいタスクのことを指すということにします。

●「ToDo」と「スケジュール」を分けるべきかとうか
これは、わたしも、ずいぶん悩んできましたが、今の時点での結論として、は、タスクはすべて、グーグルカレンダーで一元化しています。グーグルカレンダーで、「予定」を決めたら、その「予定」の中の「メモところに、細かいタスクを書いています。

こばやしただあき(著) 『仕事のムダを削る技術
―――――――――――――――――――――★


ここに3つの言葉が出てきます。これが本日のテーマなのですが、

 ・スケジュール
 ・タスク
 ・ToDo

の3つです。これ以外に私は「アクション Action」という言葉を使う時もあります。これも私なりの定義をして使ってます。


■メリット


まず、これを分けて使うことにおけるメリットは「入れる場所が明確になる」ことです。

入れる場所が明確になると、時間効率が良くなります。なぜなら、「10分、時間ができた」といった時に、スケジュールに分類されるような仕事について、やるかどうか考える必要がなくなるから。
スケジュールに分類したものは、その時間が来るまで忘れていても問題ありません。

10分という時間でやれるのは、ToDoリストにしかないので、ToDoリストから見積もり時間10分以内の作業をやればいいわけです。

本書では、「Googleカレンダーに一元化しなさい」と書かれていますが、このやり方は挫折しました。
今は、それぞれ異なるアプリで管理しています。

異なるアプリで管理しようとすると、どこに入れるかが重要になってきます。
入れる場所を間違えてしまうと、見つからなくなったり、やり忘れたりします。

したがって、ある定義に沿えば、いつ判断しても、誰が判断しても同じ結果になるという定義が必要になります。

■定義


●スケジュール
 始まりの時間が決められている仕事です。
 典型的なものが会議。

●タスク
 複数の作業からなっていて、それぞれの作業内容が明確なもの

●ToDo
 単純作業。ToDoが複数集まるとタスクになる。

●アクション
 ゴールが明確でない仕事。
 仕事自体はゴールははっきりしていますが、まだタスクに分解できるレベルにないものです。
 たとえば、「××について調査する」みたいな仕事です。

 「まず、こんなことをやってみよう」みたいに曖昧なものはここに分類します。

■管理するより、実行する


定義をご覧になってわかるように、まず、スケジュールは他のものと比べるとはっきりしています。

仕事は、だんだん少分解されていくと

 仕事→アクション→タスク→ToDo

みたいな形になります。


ToDoは前後関係がない単発のものですので、Excel などのリスト(一覧表)で管理が可能です。

一方でタスクは、前後関係があるので、ガントチャートなどのツールを使って管理するのが妥当です。これは仕事全体に対しての計画を表していることになります。

アクションは環境や進捗状況によって変化が激しいものです。なのでマインドマップなどのアイディアツールを使ったほうが、発想を広げることができるし、「作っては捨てる」みたいなことを繰り返すので、役に立ちます。

目的や用途を定義として明確化すると、案外管理方法はそれに適したやり方が見つかるものです。
一元化するというのは、管理する上では簡単になりますが、管理することが目的ではなく、「それをやる」ことが重要なので。

ただ、今の悩みは別のツールを使うと、それぞれの相関が取りにくくなってしまうこと(つまり管理しにくい)。
これはいまだ、「これだ!」という方法がありません。

もし、「このやり方なら簡単」という方法を発見された方が見えましたら、教えてください。


■参考図書 『仕事のムダを削る技術

仕組みをつくり、絶えずそれを改善し続けること。仕事のスピードを高めるコツは、とてもシンプルだ。
とはいえ、その当たり前のことができないのも事実。
本書では、ビジネス系人気メルマガの発行人が、仕事にまつわるさまざまなムダを削る極意を6つの観点から具体的に紹介している。

◆アマゾンで見る◆ ◆楽天で見る◆ ◆DMMで見る◆

仕事のムダを削る技術
著者 :こばやしただあき

仕事のムダを削る技術
検索 :最安値検索

仕事のムダを削る技術
検索 :商品検索する



●本書を引用した記事
 Excelの小技:オートシェイプのテキストを検索する
 自分を変える教室2
 定型業務をカイゼンしなさい
 なぜなぜ分析1:やっても意味が無い「なぜなぜ分析」
 改善の時間
 習熟度が上がったらマルチタスクで処理しなさい
 タスクのリマインダーは開始日時にする
 午前・午後の仕事時間の活用法
 PCは複数台運用をすると効率が上がる
 時間を測り、試行錯誤すると効率が良くなる

●このテーマの関連図書

5人分の仕事を3人で回す「ムダ時間」削減術

仕事力が10倍アップするシンプル片づけ術(SB新書)

1つのことを長く続けられる技術

「時間がない!」を卒業する200のアイデア1日が25時間になる超時間節約術

大事なことはすべて記録しなさい

結果を出して定時に帰る時短仕事術


■同じテーマの記事

頭の回転を早くするためのトレーニング#2

どこにも「頭の回転が速い人」というものはいるもので、そういう人をみるにつけ、どうして自分はこんなにアタマが悪いんだろうと思ってしまいますよね。でも、よくよく観察・分析してみると、頭の回転が速い人は生まれつき回転が早かったわけでなく、意識・無意識にしろ、そうしたトレーニングをしてきた結果なのです。頭の回転を早くするトレーニングトレーニング前回、頭の回転が速い人は、ひとつひとつの動作も早くなることを書きました。今回は、..

ドラッカー:リーダーシップ力診断

本日は、『まんがと図解でわかるドラッカー リーダーシップ論』から、ドラッカー流リーダー力診断をご紹介します。以下のリストにある項目に、そう思うなら「はい」、そうでないと思うなら「いいえ」で答え、「はい」の数を数えてみてください。・リーダーは、自分の得意分野に優秀な人材を集めることで組織に「強み」を作るべきである・リーダーは意思決定を下したら、あとは全て現場に任せること。役..

フォルダの同期・バックアップ方法5:バックアップを自動化すると気楽にファイルを操作できる

最近の Windows ではあまりなくなりましたが、以前の Windows では、突然ファイルが破損して、何日もかけて作ってきたファイルが一瞬にしてパア、なんてことがよくありました。また、Windows のせいだけではなく、誤操作や誤判断でファイルを消してしまう、なんてことも時々あります。人間だからミスはするさ…、フッ………などと言ってみても、内心は呆然。という時のために、バックアップを作るようにしてます。ただ、手動でバックアップをすると、手間でもあるし、つい忘れて..

思い出アルバム

毎年、毎月繰り返される仕事ってありますよね。たとえば、毎年年度末に業務の最終まとめをするとか、来年度の予算を立てるとか。固定資産の新規取得申請をするとか。私的な例で申し訳ないですが、毎年年末に確定申告書と所得税控除申告、医療費控除申告などいろいろな税務関係の書類を作ります。以前は「これどうやって書くんだったけか?」と考えながら、記入例とにらめっこをして書いてました。申告書はインターネットで登録するのですが、そのたびに操作方法や申告ツールの起動方法を忘れていて、「あれ?..

アナログ時計を使う

PC時計はシンプル イズ ベストちょっと周りを見回してください。あなたの周り、見回して時計が見えますか?生活でも必要なのですが、仕事となると、時計がないと何かと不都合です。私の場合、仕事時間の95%は目の前にPCがあるので、PC画面の隅につねに時計が表示されています。私の愛用はYTClockこれを使うようになったポイントは、アナログ時計でシンプルであること。以前にご紹介したArtTipsは超多機能なものを使っているのですが、時..

スピード段取り術1

本日は久しぶりにビジネス書のご紹介です。ちょっと古い本ですが(私が新しい本を紹介すること自体が珍しいので、普通かも)、これも折にふれて(大体1年に1~2回)は読み返している本です。書いてある事自体は、「すごい!」というネタではありませんが、なにか問題にぶつかっていて、どうやって自分の時間を確保しようとか、どういう習慣作りをしたらいいだろう、と悩んでいる時に、「あ、な~るほど」と思えるヒントが満載の本です。是非時々読み返して見るために、手元においておきたい本の1冊。これ..

PR