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●習慣の三つの要素
習慣は、知識とスキルとやる気という三つの要素からなっている。
知識は、「何をするか」または「なぜそれをするかしという二つの質問に答えてくれる。
スキルは「どうやってするか」を示すものである。
やる気は動機であり「それを実行したい」という気持ちである。
生活の中で習慣を確保するためには、この三の要素がどれも必要である。
常に自分の意見を述べるだけで人の話を真剣に聴かなければ、友人同僚家族など周りの人との関係はうまくいかないことになるだろう。そこで、正しい人間関係の原則を知れば、聴く必要性が理解できるようになる。つまり、これは知識の問題である。
また、相手の話を聴かなければならないということが分かっていたとしても、そのためのスキルがないかもしれない。つまり、ほかの人の話を深く聴く方法を知らないということである。
しかし、聴く必要性を知り、聴くスキルを持っていたとしても、それだけでは不十分であるe
聴きたいという気持ちがない限りは、習慣にはならない。
つまり、やる気が必要なのである。
習償にするためには、この三つの側面をすべて育成しなければならない。
この成長と変化のブロセスは、上向きの螺旋状の循環である。つまり、自分のあり方を変えることによって見方が変わり、見方が変わることによってさらにあり方が変わるのである。
知識・スキル・やる気のレべルが高まるにつれて、古いバラダイムから解き放たれ、生活や人間関係がさらに高い効果性の領域に入ることになる。そしてこのプロセスは常に上向きに続く。
時として、このブ口セスを難しく感じることもあるだろう。
生活を変化させるには、大きな目的によって動機づけられる必要がある。
今すぐ欲しい結果を我漫して、将来本当に得たい結果を追求しなければならないからである。
しかし、このプロセスこそが、私たちの存在目的である幸福をつくり出すものである。
幸福とは、最終的に欲しい結果を手に入れるために、今すぐ欲しい結果を犠牲にすることによって得る果実にほかならない。
スティーブン・R・コヴィー(著) 『7つの習慣』
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私は別の記事で普段から「やる気が必要ない仕事で成果が出る仕組み」というのを考えてます。
つまり、本書で言うところの三つの要素を満たしていないかというと、そうでもなく、習慣=継続的に実施するという意味では、「
やる気が必要ない仕事で成果が出る仕組みを考える」ということに対しては
やる気があります。
なんだか意味の分からないお話ですが。
どういうことなら、
スキルと
知識と
やる気が三拍子揃うのかというのは、おそらく人それぞれですし、その時々で変わってきそうです。しかし、そのどれが欠けても結果にはつながらないということも本書の仰るとおりかと。
しかし、「どれもが高いレベルで」ということも少なくて、それぞれのレベルを棒グラフにしてみると、デコボコになっていますが、最初にやる気が飛び出して、それが知識を引っ張り、知識が経験を伴ってスキルを引っ張っているような気がします。
要は、突出したやる気がなくてもいいので、ある物事に対しては、ちょっとだけ高いやる気がでれば、それなりに結果はある程度ついてくるようになる、と考えていたりします。ただし、時間がたつとやる気はだんだん落ちてきたり、高い状態を維持できなくなるので、その時にはスキルがカバーできるようになっていないと、
壊滅ということになります。
■四つ目の要素
私ごときが、本書の著者コヴィー博士にモノ申すのもなんですが、個人的にはもう一つ。
外的刺激
を加えたいですね。
私はモノグサモノなので、黒船が来ないと動き出せないのですよ。
惰眠をむさぼるのが一番幸せだったりする。
■振り返ってみて
かつて「やる気」のあったことで、スキルや知識がついてきましたか?
どんなスキルや知識がついたのか、それはなぜだったのか考えてみませんか?
そしてそれは、
なぜ習慣にならなかったのでしょうか?
そこに、習慣の力を利用するためのヒントがありますよ。
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全世界3000万部(40カ国語に翻訳)以上の発行部数を誇る、自己啓発書の原典。
著者スティーブン・R・コヴィー博士は、英「エコノミスト」誌によって「世界でもっとも影響力のあるビジネス思想家」として紹介されるなど不動の評価を得ている。
本書では人が真の成功を達成し、永続的な幸福を手に入れるには「原則」に基づいたアプ口ーチが重要であるとし、「私的成功」から「公的成功」へと至るための「7つの習慣」として、
第一の習慣:主体性を発揮する
第ニの習慣:目的を持って始める
第三の習慣:重要事項を優先する
第四の習慣:Win-Win を考える
第五の習慣:理解してから理解される
第六の習慣:相乗効果を発揮する
第七の習慣:刃を研ぐ
を説いている。
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●本書を引用した記事
ドラッカー:リーダーシップ力診断
新しいシステムには一番協力してほしい人の名前を入れる
人を動かす:相手の話を聞くときには手を止めなさい
海外出張に行くときは、その国の言葉で挨拶をしなさい
プチ座禅をしてみる
人を理解するなら修飾語に注目する
WIN+Rを多用する
耳で読む読書術:オーディオブックを活用する
遊び時間を作る
中途面接の印象を良くするコツ:面接官の名前を覚えなさい
1年後を想像する
予算管理とは突発費用に対応できること
ニュースを人に説明する
最終決定がされたら賛成派に回る
巨乳バカ一代
「外ヅラ」をよくする
ButはBad
欲しいものを考える
自炊のコツ
すり減らない働き方2
すり減らない働き方1
3つの習慣part2
3つの習慣part1
長期課題マット
拾読・通読・精読・考読
貧乏人の経済学
重要事項付箋
昇進面接質問のブレークダウン
行動科学で人生を変える
問題は外にある
成功の秘訣
今年の10大事件
1週間は18日ある
図解する
一人セミナー
仕事は4時間で終わらせる
優先順位をつける
7つの習慣
7つの習慣:あなたのビジョンについて考えてみてください
人を動かす:人を説得する原則6:しゃべらせる
コールドリーディング入門:要約4:コールドリーディングの武器は観察力
コールドリーディング入門:要約3:初対面で一気に相手を落とす会話のコツ
コールドリーディング入門:要約2:フィッシング・パンピング
コールドリーディング入門:要約1:ストックピール
命をかけるに値するかを考えて議論に持ち込む
人を動かす:人を説得する原則3:自分の誤りをただちにこころよく認める
明日を支配するもの:知識労働者には自律性と責任がともなう
人を動かす:人を説得する原則3:相手が即座に「イエス」と答える問題を選ぶ
人を動かす:「イエス」と答えられる問題を選ぶ
部下は育てるのではなく育つ
陣取りゲームで陣地を広げる
人を動かす:1ガロンの苦汁よりも1滴のはちみつのほうが多くの蝿が取れる
人を動かす:人を説得する原則2:相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない
人を動かす:人を説得する原則1:議論に勝つ唯一の方法として議論を避ける
変化を起こすための3つのコスト
影響の輪1:自分に影響のある問題を外においてはいけない
人を動かす:心のなかに欲求をおこさせる
パラダイムを知る
人を動かす:人に好かれる原則6「重要感を与える―誠意を込めて」
人を動かす:人に好かれる原則5「相手の関心のありかを見ぬいて話題にする」
人を動かす:名前を覚える努力をする
人を動かす:人に好かれる原則2:聞き手にまわる
人を動かす:人に嫌われる方法
目標は自分だけが管理できる
人を動かす:日光を吸い込みなさい
人を動かす:一心に相手の話を聞くことは、相手に対する最大の賛辞である
人を動かす:人に好かれる原則3「名前は当人にとって最も快い、最も大切な響きをもつものであることを忘れない」
人を動かす:人に好かれる原則1「誠実な関心をよせる」人を動かす:人に好かれる原則1「誠実な関心をよせる」
人を動かす:人に好かれる原則2「笑顔で接する」
人を動かす:幸福は自分の気持ちで決まる
人を動かす:笑顔で電話しなさい
テレビから離れる
7つの習慣:率先力を発揮する
意識をして廃棄をしなさい
人を動かす:あなたの応援がしたい
7つの習慣:人生の責任を引き受けなさい
人望が集まる人の考え方:相手に注意を与えて成果を上げるための7つのルール
人を動かす:相手が優位であることを探す
ストレスを解消する15分の脳トレ
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人と動かす:他人のことに関心を持たない人は、苦難の人生を歩まねばならない
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人を動かす:心のなかに欲求をおこさせる
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人を動かす:相手の立場から物事を見る
ドラッカー365の金言:組織の精神はトップから生まれる
上司の嫌いな言葉を探りなさい
7つの習慣:人は自分自身を客観的にみることができる
魚の目―フローを見る力2:作用と反作用の視点
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人を動かす:人に動いて欲しければその人の問題を扱いなさい
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人を動かす:他人の長所を探しなさい1
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影響の輪2:問題を自分が働きかけると昇進する
影響の輪1:自分に影響のある問題を外においてはいけない
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タイプ別ストレス発散の方法
人を動かす:父は忘れる
7つの習慣:ガチョウの卵とP/PCバランス
人を動かす:罰則は「前向きさ」を失わせる
習慣を作る3つの要素
今日の決断判断記録を残す
自分が得意な仕事の仕方を知る方法2:仕事のやり方の特徴チェックリスト
自分が得意な仕事の仕方を知る方法1:自分が得意な仕事の仕方を知る方法
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少数精鋭、数は力?
インサイド・アウト
アナロジー発想法
予算は2倍にする
NM法を使う実例
多重人格者になる
傍観者の立場で物事を見る
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管理職登用面接の評価ポイント5〜部下育成
管理職登用面接の評価ポイント4〜組織化力・リーダーシップ
管理職登用面接の評価ポイント3〜提案力・交渉力
ビジネス書名著目録(必須図書)
●関連図書

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

まんがでわかる7つの習慣

7つの習慣 演習ノート―ビジネス、プライベート、家庭で、効果的な人生を送るための 成功への原則がよくわかる!
●このテーマの関連図書
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