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サラリーマンの仕事術

給料がちょっとだけあがるような仕事術について

良かったことほど分析する

個人であれ、組織であれ、重要なことは

 おきたことから教訓を得て
 教訓から次の行動を帰ること

です。それをしなかったら、おそらく成功はしないでしょうし、成長もしないでしょう。

そういう意味で、振り返りはとても大切だと思っているのですが、どうも「振り返り会」をすると、ほぼ「反省会」になっちゃう。

失敗したこと、うまく行かなかったことはもちろん、同じ失敗を繰り返さないように工夫しないといけないのは確かですが、反省ばかりしていると、そのうち

 オレは失敗ばかりでダメな人間だ

になっちゃう。

なにしろ、過去記事でも何度か書いてますが、脳の記憶は、どれだけ繰り返したかによって強化され具合が異なるので、反省会ばかりしていると、失敗した記憶しか残りません。思い出すのは失敗ばかりというのは、ちょっと生きているのが嫌になるかも。

★P176〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

●「快調分析」イメージを固める
私たちは、仕事がうまくいかなかった時には、「なぜ?」と原因を分析します。

あるいは、疲れた時にも原因を分析して、手を打っでしょう。

しかし、仕事がうまくいった時や、疲れを特別感じていない時には、「なぜ?」を考えません

分析して手を打つのは、あくまでも、うまくいっていない場合なのです。

しかし、自分が疲れ知らずで、仕事もはかどっている時にこそ、「どんな状態だったか」「どのような条件がそろっていたのか」を分析しておくことが大切です。

スポーツ選手はよく、べストの場合をこまかく分析しますが、私たちも、同様にするべきでしょう。

 ・疲れ知らずの時、何を考え、どう行動していたか
 ・疲れを感じなかった前の日、何を食べていたか、飲酒、友人・家族との会括は?
 ・仕事がうまくいった時には、どのような考えが浮かび、どんな行動をとっていたか

同様な質問を、 30 人を超える研修受講者に尋ねてみました。

すると、プレッシャーの少ない状況ということがわかりました。

 ・相手が前向きな商談
 ・少人数を前にしてのプレゼンテーション
 ・偉い人のいない会議

プレッシャーの小さい手慣れた仕事では、あまり疲れないのです。

つまり、疲れた時にはプレッシャーのかかる仕事に極カタッチしないほうがいいのです。

そして、手慣れた仕事、軽い仕事をしていくことで回復をはかりましょう。

同時に、一番調子のよかった時の自分を心の中に鮮明に描くことも、暗示効果によって、パワーをよみがえらせてくれます。

私は昨年、京都で 200 人を前に、疲れ知らずにバリバリと講演した経験があります。

そのあとは、その日の自分をイメージすることで、疲れを取り去るようにしています。

松本幸夫(著) 『1分間回復法 「心」と「体」の疲労が一瞬で消える
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■良かったことほど分析する


どうも私は、悪いこと、失敗したことを優先的に考えるようで、いろんな本を読むと、多くの人がそういう傾向があるそうです。

失敗を反省し、良かったことのプロセスを考えるのはバランスよくしないといけないけど、失敗がどうしても先行してしまうということは、逆に「うまく行ったことをまず考えるようにする」ことでバランスが取れるかも。

ということで、私は日誌に書くときに、良かったこととその分析を先に書くことと、日誌の最後に書くのは良かったことの2つを注意しています。
※注意しているだけで、必ずそうなるわけではありません。

つまり、悪かったこと、反省すべき点などを良かったことで挟んでおくわけです。

結果、何か失敗して記録に残すにしても、まず、良かったことを先に書く必要に迫られるので、「なにか良かったことは…」と考えるようになりました。

本書にあるように、心も良い影響を受けるようですが、良かったことは、自分にあったやり方でもあるので、それを記録しておくことで、自分の成功パターンがちょっとだけ分かるようになった気がします。



■参考図書 『1分間回復法 「心」と「体」の疲労が一瞬で消える


会社員、派遣社員の睡眠は、4〜5時間も珍しくない。たまに睡眠時間が確保できてもストレスで熟睡は無理だし、熟睡できても何日かでは慢性的な疲れは消えない。長時間労働で体はバリバリにこわばり、人間関係や不況、大震災のやり場のない怒りなどで心もくたびれきっている。
簡単ですぐできる自分なりの回復法を持たなければ、とてももたない。

松本幸夫氏は若い頃、インドに渡ってヨガの修行をしたが、修行者でない一般人でも瞑想や体操で心身の健康を目ざす人がたくさんいた。また、その後に、旅行などで立ち寄った中国や台湾などでも、公園に行くと昼夜を問わず大勢の人が太極拳や呼吸法を実践しているのに驚かされた。
それにひきかえ日本人は朝から晩まで気ぜわしく働いてばかりで、健康になんと無頓着なのかと反省させられた。そこで、回復法について調べると、二つのことがわかった。

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1分間回復法 「心」と「体」の疲労が一瞬で消える
著者 :松本幸夫

1分間回復法 「心」と「体」の疲労が一瞬で消える
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●本書を引用した記事
 「べき」は「こしたことはない」と言い換える
 イライラや嫌悪感はピーナッツリフレッシュ法で解消する
 イライラや嫌悪感はピーナッツリフレッシュ法で解消する
 良かったことほど分析する
 マイナス言葉を言い換える
 マイナス言葉を言い換える
 疲れてきたら「いつもの」にする
 子供の論理で気分を変える
 瞬間リフレッシュ法
 三段階否定法

●このテーマの関連図書

「ただしい」疲労回復術:運動、食事、睡眠、サプリメントからストレス対策…

マイナス思考をプラス思考に変えるメンタルコンディショニング法則30スト…

人生の目的が見つかる魔法の杖


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