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サラリーマンの仕事術

給料がちょっとだけあがるような仕事術について

目標を決める


■今年度の目標は…


新年度が始まって1ヶ月が過ぎましたね。
あなたの進捗具合はいかがでしょうか。1/12だけ進みました?

私は天邪鬼なので、年度始めやお正月に目標を決めるのを極力避けて、中途半端な時期に目標の見直しやら新しい目標を決めています。

ところで、「目標が決まっている」といえるのはどういう状態でしょうか。

先月部門目標設定や部下の目標面談をしていたのですが、どうにも曖昧な目標をたてる人がすくなくない。例えば…

 「今年度の目標な××の開発に目処を立てることです」
 「目標値は計画の100%実施です」

思わず「はぁ?」になってしまいます。

「メドってなに?」「100%ってどういう状態?」なのかさっぱり。

こういう人って、「目処を定義しなさい」とか言っても、たくさんの言葉はでますが、結局何が言いたいのかさっぱりわからないことをしゃべるんですよね。しかたがないので、「計画書をみせて」というと、

 市場調査3ヶ月
 課題検討3ヶ月
 機構設計3ヶ月
 作成  3ヶ月

っていうのがEXCELで矢印で引いてあるだけのシロモノを見せてくれる。

 それって何も考えてないだろ…

■目標が明確


じゃぁ、「目標が明確になっている」というのはどういう状態かというと、過去記事でも何度か触れてますが、

 「××が○○になっていて、それを□□さんが▼▼している」

と見てきたかのように言えることです。世の中の理論・理屈本を読むと、「数値にしなさい」と書かれているものが多いですが、これは

 目標に達したかどうかの評価指標

としての役割であって、目標自体ではないと考えています。

なにかの行動する目標は、

  何かをいつまでにどのような状態に変化させること

だと認識しています。その変化が正しくできたかどうかを評価する指標が「数字」なのであって、数字自体は目標ではありません。

そしてそれが明確になっている人はこの質問をすればわかります。

 その目標達成のために昨日何をしたか
 その目標達成のためにこれから何をするか
 
です。

たとえ目標とするゴールイメージがきちんと話せなくても、これが言えればおおむね大丈夫。


■仕事は評価される


ただし、仕事上の目標は、それだけでは足りません。
それは、上司から「評価してもらう」必要があるからです。

先程も書きましたが、評価をするためには、「指標」が必要です。
ただし、それが達成できたからといって、ゴールに行き着いたかは別物であることは認識しておかないといけません。

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