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サラリーマンの仕事術

給料がちょっとだけあがるような仕事術について

部下力のみがき方1:部下力のみがき方


結構久しぶりですが、ビジネス書をご紹介します。

 図書名称:  上司を上手に使って仕事を効率化する『上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方
 著者  :  新名史典

いかにもサラリーマンに向けの本なので、読んだことがある方も見えるかも。

私のブログでも時々引用させて頂いています。

とくにポイントだと思うのは

 上司が仕事のボトルネック

という点。仕事の効率を挙げるためには、上司をうまく巻き込んで行くことが重要。その点を「上司を上手に使う」と著者は表現しています。

要約を作りましたので、何回かに分けてご紹介したいと思います。
第1回は、目次の紹介。


■目次


◆1章 なぜ、あなたの仕事は効率が悪いのか?


 1 上司の決裁がなかなか取れないのはなぜ?
 2 やり直し・出直しでサービス残業
 3 私が言っても信用してもらえないのは、なぜ?
 4 報告していたはずが「聞いてない!」
 5 資料をたくさん用意すれば、見てもらえるか?
 6 上司を連れて行かないと動いてくれない他部署
 7 自分一人だけで完結する仕事などほとんどない

◆2章 上司を動かせないと仕事の効率は上がらない


1 上司を動かしている人は何をしているのか?
2 他部署は部署としての判断を求めてくる
3 お客様も会社としての判断を前提としている
4 「上司がいない」という理由で止まる仕事
5 会話するのが嫌だからといって、メールに逃げていないか?
6 上司が動かせない人は後輩も動かせない
7 影響力のない人は組織の中では無意味


◆3章 上司を動かすことで、あなたの仕事はこんなに改善される


1 決済が早ければ、それだけ実行も早くなる!
2 やり直し不要の1発OK
3 信用を得ることができれば、何を言ってもだいたい通る
4 説明上手は資料要らず
5 「聞いてない」はずでも「聞いていたかな?」に!
6 任されている立場だと他部署も納得する
7 上司から任される仕事と上司に任せる仕事

◆4章 上司の苦悩は意外なほど知られていない


1 上司は、自分のチームを守りたい
2 上司にも上司がいる
3 「部下のクレーム」は上司のところに来る
4 なぜ「悪い報告」を早く知りたいのか?
5 最新情報を上司は意外と知らない
6 現場が遠くなるから、小さな情報にも影響を受ける
7 キャパは広くてもシェアは小さい

◆5章 「上司の目線」を身につけよう


1 見る景色を変えてみよう
2 判断の違いを検証していた新入社員時代
3 常に「自分ならどうするか?」を考える
4 意見を言う人は多いが、結果までは追いかけない
5 成功要因と失敗要因を記録する
6 「上司の孤独」を知った瞬間

◆6章 上司の「気持ち」を予測して先回りしよう


1 上司が、次にどう行動するかを予測しよう
2 上司に情報を提供しよう
3 上司は何を抱えているのか?(優先順位を知る)
4 部下の、ちょっとした「ひと手間」がありがたい
5 ひと手間を加えよう〉 〉 〉[メール編]
6 ひと手間を加えよう〉 〉 〉[報告編]
7 ひと手間を加えよ〉 〉 〉[相談編]
8 上司が何に期待して仕事を振ってくるかを考える

◆7章 上司のモチベーションは部下が上げる!


1 上司にとって、部下の喜ぶ顔ほど嬉しいものはない
2 上司に「ありがとうございます」を伝えているか
3 お願いする前には「共感」
4 上司にも“苦手な部下“がいる
5 会議でコメントを振られたら、あえて上司の分を残す
6 上司との名コンビぶりは、上司の価値を上げる

◆8章 上司の力を借りることはいかに大切か


1 仕事の成果は「質×影響力」
2 年上部下との消耗戦から気づいたこと
3 立場と経験は別物
4 何を知っているかから、誰を知っているかへ
5 「教えてください!」は最高の殺し文句
6 「聞いて回れる」部下は信頼できる
7 「上司」は、決して「直属」だけではない

◆9章 上司は「使える」部下を求めている


1 上司は、「孤独」だからこそ誰かに相談したい
2 意見のない「糠に釘」部下は相談相手にならない
3 まずは受け入れて共感しよう
4 自分の持っている情報を提供する
5 意見を求めてくれたことに感謝する
6 上司は「使える」部下を求めている
7 「可愛がっている」ように見えるのは周りからの偏見

■上司の意識と部下の意識


著者は、部下から会社でTOPの上司(つまり社長)にまでなった方なので、上司としての意識を強く持っておられるようですが、部下としての経験からも、上司を使いまわして欲しいということを強く訴えられています。

上司・部下の関係だけでなく、同僚、先輩後輩関係においても、結局は「自分が何を求められていて、自分が何を求めているか」を知ること。とくに「自分に求められていること」というのは、自分の頭のなかにないので、その人の立場に立ってみないとわからないものです。そういう意味で、上司を経験した人が、「上司が部下に求めていること」というのは一見の価値があります。
もちろん、いろんな会社やいろんな環境、いろんな考えの人がいますので、それがすべて当てはまるわけではありませんが、概論としては「そういうものの見方をされている」というのはひとつ頭において、「この人の性格なら…」と考えてみると、上司のとった行動の意味が多少は違って見えるものかもしれません。



■参考図書 『上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方


立ち読みできます立ち読み可
常に「上司の考え」を予測しながら動く能力、それが「部下力」。
この「部下力」を身につけることで、上司を上手に動かすことができるようになり、あなたの仕事も効率的に回っていく!

上司は、仕事ができる部下が可愛く思えても、可愛いから仕事を任せるわけではない。また、仕事は一人で進めるものではなく、上司の決裁がないと進まないものがたくさんある。
そこで本書は、一所懸命に実務をこなしていても、なかなか上司に認められない、仕事を任せてもらえない、または、仕事がスムーズに進められないという部下が身につけたい「部下力」を丁寧に解説!


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上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方
著者 :新名史典

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●本書を引用した記事
 上司にお願いする作業は分解してから渡す
 マインドマップソフトでループ図を作成する方法
 上司にもアポイントメントを取る
 上司のモチベーションを上げると仕事がしやすくなる
 分割報告法:報連相の頻度を上げる
 新しいシステムには一番協力してほしい人の名前を入れる
 人を動かす:相手の話を聞くときには手を止めなさい
 上司が部下の相談に乗ってくれないのはなぜ?
 海外出張に行くときは、その国の言葉で挨拶をしなさい
 事前に上司に電話をしてもらう

●このテーマの関連図書

あなたが上司から求められているシンプルな50のこと

どんなにバカな上司の下でも成長できる仕事術

ザ・フォロワーシップ―上司を動かす賢い部下の教科書

ザ・チームワーク―良質なチームワークを築く24の方法

顧客に必ず“Yes"と言わせるプレゼン(DOBOOKS)

部下がきちんと動くリーダーの伝え方(アスカビジネス)


■関連する記事

上司にお願いする作業は分解してから渡す

他の部門で、あまり自分の顔が売れてない(認知度が低い)時、何かをお願いしようとすれば、上司の名前を利用することになります。ようは上司に、名前と人脈を貸してください、とお願いする形になります。「××の案内のメールを発信してください」「関係者にトリガになる連絡を出してください」など。こういうときに、文面や宛先などを上司に考えてもらうのは、部下としてはちょっと気が利かないと言われてしまうかも。下書きを作る他人の名前で..

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