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サラリーマンの仕事術

給料がちょっとだけあがるような仕事術について

満足を感じる唯一の方法

マズローの欲求段階説ってご存知ですよね。
本記事でも時々引用してます。

ご存知のない方はこちらをどうぞ

 Wikipedia 自己実現理論

上から順に

 5.自己実現欲求
 4.承認欲求
 3.所属欲求
 2.安全欲求
 1.生理的欲求

なのですが、下から4つ目まではひとまとめにして、欠乏欲求とも呼ばれます。
※マズロー晩年には5の上に、「自己超越」というのがおかれたそうですが。

■欠乏欲求は満たされない


この欠乏欲求というのは、ある程度その状態が維持されると「同じ状態でも不満足になる」からいつも欠乏状態におかれるのだそうです。その所以は、人間は「もっと〜」とかんがえる傾向があるからだとか。

例えば、年収300万の人が年収1000万になったら、基本的な生活をするのに一切困らなくなります。つまり満足が得られる。ところがしばらくすると、「たった1000万」とかんがえるようになって、もっとたくさんのお金が欲しくなります。

 「やっぱり生活が楽になるのは年収2000万くらいからだよな〜」

とか。

まあ、そのおかげで人間は成長をし続けるという面もあるのでしょうが。

とにかく

  もっと収入が増えれば…
  もっとキレイになれれば…
  もっと健康になれば…
  もっと人間関係がうまくいけば…
  もっと仕事が自由にできれば…

もっと幸せになるために、もっと××がほしい、となります。

では年収が増えたり、地位が上がったり、健康になったりすれば幸せに慣れているのかというと、とある調査では、上にあげたような、環境的な要因は人間の幸福度に対して、たったの10%しか影響がないということです。

年収10億円以上のスーパーリッチは、彼が雇っている人よりもちょっとだけハッピーというだけだった。超有名なロックスターも、落ちぶれてからも全く幸福度は変わらないそうです。。


■幸福感を支配する90%


さて残り90%がなのですが、

 ・50%は遺伝的要因。
 ・40%は自分の意図的な行動

だそうです。まあ持って生まれた遺伝要因はどうしようもないので、のこり40%に着目すると、

 自分の意志で行動することが幸せになる要因

なのだそうです。

色々なビジネス書を読んでいると、そこに書かれていることで共通することがいくつかあるのですが、そのうちのひとつに、

 主体性を持って行動する(言葉は『7つの習慣』より)
 天職は一生懸命やることで見つけられる

と書かれています。

自分が幸せにやれるかどうかは、「誰かが自分のハンドルを握って操縦している」のではなく、

 「自分は自分のハンドルもアクセルも自分で操縦して、自分で決めた目的地向かって運転している

と思えることなんですね。

これはあなたの経験的にも、「あの頃はお金はなかったけど楽しかったなあ」と思える経験があるのではないでしょうか。その時には、自分が何かをしていませんでしたか? 他の人に何かをしてもらうのではなく。

一方、不幸だと思っている人は、周りの環境や他人に(受身形のことがおおいですが)不満を言います

 ・この制度がダメだ
 ・上司が自分の意見を聞いてくれない
 ・××が気に食わない…
 ・嫁が自分に配慮してくれない
 ・給料を上げてもらえない
 ・税金をがっぽり取られた

 などなど・・・

こういう事を言う人でハッピー度合いが高い人は少ないのではないでしょうか。

■満足を感じるためのたった一つの行動



もし、あなたが、給料や会社、上司、家庭で不満があるとしたら、10%に目を向けるのではなく、40%に目を向けたほうがいいのかもしれませんね。

どういった行動を取ればいいのかというと、すごく単純です。

 ・自分がやりたいことを自分がやる

たったそれだけのことなんですよ。

自分を主語にして能動文で行動を表せれば、あなたは満足を感じることができるようになりますよ、きっと。


■参考図書 『7つの習慣


全世界3000万部(40カ国語に翻訳)以上の発行部数を誇る、自己啓発書の原典。
著者スティーブン・R・コヴィー博士は、英「エコノミスト」誌によって「世界でもっとも影響力のあるビジネス思想家」として紹介されるなど不動の評価を得ている。

本書では人が真の成功を達成し、永続的な幸福を手に入れるには「原則」に基づいたアプ口ーチが重要であるとし、「私的成功」から「公的成功」へと至るための「7つの習慣」として、
 第一の習慣:主体性を発揮する
 第ニの習慣:目的を持って始める
 第三の習慣:重要事項を優先する
 第四の習慣:Win-Win を考える
 第五の習慣:理解してから理解される
 第六の習慣:相乗効果を発揮する
 第七の習慣:刃を研ぐ
を説いている。




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7つの習慣
著者 :スティーブン・R・コヴィー

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●本書を引用した記事
 矛盾す複数の問題を一気に解決する「インクルージョン思考」
 記憶術:視点を変えて繰り返す
 一瞬で相手を落とす! コールドリーディング入門(要約)
 一瞬で相手を落とす! コールドリーディング入門
 ドラッカー:リーダーシップ力診断
 新しいシステムには一番協力してほしい人の名前を入れる
 人を動かす:相手の話を聞くときには手を止めなさい
 海外出張に行くときは、その国の言葉で挨拶をしなさい
 プチ座禅をしてみる
 人を理解するなら修飾語に注目する


●関連図書
 
完訳 7つの習慣 人格主義の回復
 
まんがでわかる7つの習慣
 
7つの習慣 演習ノート―ビジネス、プライベート、家庭で、効果的な人生を送るための 成功への原則がよくわかる!
●このテーマの関連図書

CD-ROM付お金の科学~大金持ちになる唯一の方法~

CD‐ROM付図解成功の9ステップ

あなたの夢を現実化させる成功の9ステップ(幻冬舎文庫)


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