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サラリーマンの仕事術

給料がちょっとだけあがるような仕事術について

相手に勝たせると味方ができる


仕事の成果をだすための大きな要素の一つが

 味方

という要素です。


■論理的に正しくても提案は受け入れてもらえない


おそらく経験済みだと思いますが、論理的に正しい提案が認められるとは限りません。
というか、「論理的に正しい」というのは理屈上はありえますが、現実にはあらゆることはいいところも悪いところも併存します。

どんな提案であっても、悪いところは存在するので、そこが大きい(悪影響が大きい)と判断されてしまえば、その提案は却下されます。

じゃあ、どうすれば提案が受け入れてもらえるかというと、

 味方を作ること

です。

方法としては「根回し」という方策があるのですが、それでも根回しがうまくいかない人というのは、実は潜在的に、敵を作っているのかもしれません。

 ●参考  根回しの順番


■味方を作る


★P218〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

友だち同士の間柄でも、相手の自慢話を聞くよりも、自分の手柄話を聞かせたいものなのだ。
フランスの哲学者ラ・ロシュフーコーのことばに、こういうのがある

 「敵をつくりたければ、友に勝っがいい。味方をつくりたければ、友に勝たせるがいい」

その理由ー人間はだれでも、友よりすぐれている場合には重要感を持ち、その逆の場合には、劣等感を持って羨望や嫉妬を起すからである。

デール・カーネギー(著) 『人を動かす
――――――――――――――――――――――――――――★


この相手を「友」とは限る必要はありませんよね。

何かの格言みたいですが

 人は自分に利益をもたらしてくれる人を味方とみなす

みたいです。

もしかしたら、あなたは人と議論になった時、相手を論破しようとしていませんか?
競争になった時に、相手より多くを得ようとしていませんか?
相手が何か提案してきた時、それを否定していませんか?

もし、思い当たるフシがあるなら、ちょっと行動を改めてみてはいかがでしょう。

自分が損してまで相手に勝たせることはないですが、自分の損が小さいまたは殆ど無いのであれば、相手に譲りましょう。それも、譲られたことが分かるように、ただし押し付けがましくなく。

そうすると、自分を味方だと認識してくれるようになります。
味方なら、自分が何かしようとした時、あるいは困った時に、その人に不利益がない限り、助けてくれます。

こんな人の失敗事例を『目覚めよ!生きよ!』から引用して失敗のケーススタディ~本来の望みにご紹介しました。ご参考まで。


■参考図書 『人を動かす

これを読まざるしてヒューマンコミュニケーションを語るなかれ!
デール・力ーネギーによる自己啓発の源流とでもいうべき不滅の名著。原版(How to Wln Friends and Inffuence Peaple)は、世界各国で 1500 万部以上、日本語版も 400 万部を超える大口ングセラー。
この脅威の部数は、本書が「人間心理の本質」を正面から扱った最初の一冊であることを示している。多くのヒューマンコミュニケーションに関する本は本書の焼き直しと行っても過言ではない。これらの本を読む前に、まずは本書を読んでから語ってほしいもの。


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人を動かす
著者 :デール・カーネギー

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●関連 Web
 悪用厳禁!心理学で人を動かす7つの秘法 - ライフハックブログ
 人を動かす-Wikipedia
 人ひとを動うごかす―デール・参考カーネギーによる人間関係の古典―:日本語文学ガイド
 転職を繰り返したD.カーネギー――世界最大の自己啓発本「人を動かす」を作った男
 説得コミュニケーションの原則―Diamond Online
 悪用厳禁!心理学で人を動かす7つの秘法 - ライフハックブログ

●本書を引用した記事
 1日ごとに差が開く天才たちのライフハック
 部下力のみがき方4:キーメッセージ2
 ザ・プレゼンテーション
 部下力のみがき方1:部下力のみがき方
 新しいシステムには一番協力してほしい人の名前を入れる
 褒めるのは難しいけど教えてもらうのは簡単
 残念な人の仕事の中身2
 上司にお願いする作業は分解してから渡す
 わかりやすく書くコツ
 ミーティングチェックリスト

●このテーマの関連図書

道は開ける新装版

話し方入門新装版

輸液療法の進め方ノート―体液管理の基本から手技・処方までのポイントがわ…

薬物動態学

完訳7つの習慣人格主義の回復

7つの習慣-成功には原則があった!




■参考図書 『目覚めよ!生きよ!


立ち読みできます立ち読み可
女流作家ドロシア・ブランドにより1936年に出版されるや瞬く間に全米ミリオンセラーとなり、今も世界中で読み継がれている成功哲学の古典『Wake up and Live!』の初の日本語訳版。この本で語られている最も重要なコンセプトは、人間の心の奥底にひそむ「失敗しようとする意志=破滅願望」の存在である。
「成功の公式」として紹介される内容はシンプルですが、明快な行動基準として示され、実に80年近く前に書かれた内容なので、事例などは少し古さを感じさせるが、根本的にはいまなお通用する原理原則である。また「as if の法則」など近年再び話題となっている考え方も平易に紹介され、多くの方の人生にとって、示唆が多い一冊となるだろう。

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目覚めよ!生きよ!
著者 :ドロシア・ブランド

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●本書を引用した記事
 腹五分目
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 失敗のケーススタディ3
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 目覚めよ!生きよ!:さあ、第一歩を踏み出そう
 失敗の報酬
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