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給料がちょっとだけあがるような仕事術について
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★P78〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●シングルヒットを打つ(期待に応える)
すべてができるわけではないのだから、しようとしないこと。すべきことだけを、きちんとする。ホームランを狙って、十打席のうち九打席で三振に終わるより、コンスタントに一塁に出るほうがずっといい。
私がマッキンゼーに入ってまもなく、ニューヨーク支社で州北部のリゾートで合宿研修会があった。
ある日、私たちアソシエートは、ゴルフやら、ペイントボールゲームやら、ワイン・テイステイングやらの大変な訓練を中断して、講演を聴かなければならなかった(そう、ああいうところでは仕事も多少はしなくてはならない)。
講演したのは、マッキンゼーのクライアントである、エレクトロニクス関係の大企業の CEO だった。
マッキンゼー卒業生でもあるこの人の話の趣旨は、「場外ホームランを打とうとしてはならない。シングルヒットを打て。自分の仕事を着実にする。チーム全体になり代わって仕事をしようなどと考えない」ということだった。
私は驚いた。マッキンゼーのアソシエートはそれまでの人生を「場外ホームランを打ちっばなし」で生きてきた。
学校ではすべて最優秀の成績を修め、さらには、別の仕事での立派な成果をひっさげてここに来ている。
マッキンゼーの最初の面接を通過するだけでも、洞察力が鋭くて懐疑的なコンサルタント集団を感心させなければならなかったのだ。
ようやくファームに入ったらシフトダウンしろなんて、ほとんどのアソシエートにとって奇異に聞こえた。もしかしたら不愉快にさえも……。この CEO の英知を私が本当に理解できたのは、その後数年たって、私なりの全体的視野ができてからだった。この人が正しかった理由は三つある。
・いつも一人ですべてをするのは不可能だ。
・一度それをしてしまうと、周囲に非現実的な期待を生む。
・その期待に一度でも応えられないと、信用を取り戻すのは至難の業である。
:
:(中略)
:
子どものころ、とてもいい野球ゲームをもっていた。
当時の選手(カール・ヤストルゼンスキ、サンデイ・クウフアクス、ロべルト・クレメンティ)や伝説の野球選手(ルース、コッブ、ディマジオ)のなかから好きな選手を選んで自分のチームをつくれる。
選手はそれぞれ円形の厚紙で、シングルヒット、二塁打、三塁打、ホームラン、三振など、その選手の実際の成績にしたがった大きさに分けた円グラフになっている。
その円の中心に、先端が矢印になっている小さな棒をあてて、まわして遊ぶ。倒れた棒の矢印が指しているところがその選手のその打席の結果になる、というわけだ。
そのゲームでよく憶えているのは、ルース、ディマジオ、アーロンといったホームラン王はみんな三振ゾーンもいちばん大きかったことだ。
目的に向かって必死で努力して、そして、失敗するなら華々しく失敗するんだ、などと言うのもいいだろう。マーク・マグワイアなら、ホームランを飛ばしつづけるかぎり、いくら三振してもまったく構わない。しかしビジネス界では、シングルヒットを出しているほうがずっとうまくいくものだ。
イーサン・M. ラジエル(著) 『マッキンゼー式 世界最強の仕事術』
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本書は、2つの貴重な意味を持っている。ひとつは、これまで謎に包まれていた世界的なコンサルティング会社マッキンゼーの仕事や組織、経営について、その一端を明らかにしていること。つまり、マッキンゼーそのものがテーマになった本である点だ。もうひとつは、彼らがビジネス経営問題をどのように解決するかを書いていること。つまり、世界中から集められた、きわめて優秀な「仕事師」たちの思考やテクニックを教えてくれている点だ。著者はマッキンゼーで3年間働いた元社員。そこでの経験と、同社を退職した人々へのインタビューから本書を書き起こしている。 本書の主要部分は、ビジネスの問題をどう考え、解決に向けてどんな方法をとり、そして解決策をどう売り込むかという、実際に彼らがコンサルティングを進める手順に沿って展開されている。いわゆる「マッキンゼー式」の真髄は、その最初の段階の「事実に基づき」「厳密に構造化され」「仮説主導である」という3つの柱で示されている。なかでも、問題を構造的に把握して3つの項目に集約させるテクニックや、まず仮説を立て、証明や反証を重ねながら正答に導くプロセスは、ビジネス思考の究極のモデルになるものだろう。 一方で、チームの編成、リサーチ、ブレーンストーミングの各方法や、「売り込みをしないで売り込む方法」など、すぐに応用できる実践的なテクニックも数多く紹介されている。多忙を極めるCEOに30秒でプレゼンする「エレベーター・テスト」や、毎日1つチャートを作るといったユニークなトレーニングもある。また、彼らのストレス対処法やキャリアアップの方法などもスケッチされていて、彼らの「生身」の側面をうかがい知ることができよう。 マッキンゼーの人々の仕事に対する思考やテクニックが、見事に描き出された1冊である。一読すれば、ビジネスにおける強靭な精神と、すぐれた知性の源泉に触れた気になるはずだ。 |
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