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給料がちょっとだけあがるような仕事術について
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★P41〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●初めての問題など存在しない(その1)
たいていのビジネス問題は、互いに違っているより、似ている部分のほうが多いものだ。ということは、少数の問題解決テクニックがあれば、幅広い種類の問題に答えられるということである。
おまけに、そのテクニックが、あなたの組織のどこかに転がっていないともかぎらない。何かの文書にあったり、同僚の頭のなかに収まっていたり……。転がっていなかったら、自分の経験を利用して自分自身の道一式をそろえる。
コンサルティング・ファームならどこでもそうだが、マッキンゼーも問題解決のためにいくつもの手法を開発しては、華々しい名前をつけてきた。いわく、「付加価値分析」「ビジネス・プロセス・リデザイン」「プロダクト・マーケット・スキャン」等々。
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:(中略)
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「フオーシズ・アット・ワーク」と呼ばれる、分析のための枠組みもひんばんに使われる。
これはエンゲージメント開始時にとくに真価を発揮し、外部からクライアントにどんな圧力がかかることになるのかを検討するのに役立つ。
このテクニックでは、「クライアントの原材料供給業者」「顧客」「競争相手」「代替製品の候補」などを特定する。
そのあと、この四つのカテゴリーのそれぞれについて、そこに起こる変化をすべて挙げていく。
そうした変化は、
・プラスもマイナスも含めて、クライアントにどのようなインバクトを与えるか?
・また、クライアントおよびクライアントの業界に、どのような内部変化があって、影響を及ぼしているのか?
・クライアントによる自社製品のデザイン、製造、流通、販売、アフターケアに現実に大きな変化を起こしうるのは、これら要因のうちのどれか?
あなたがどんな業界にいるとしても、この枠組みはとても役に立つ。競争環境のスナップ写真を見せてくれるし、その環境がどう変化するか予想する助けにもなる。ぜひ試してみることをお勧めする。シンプルに見えるかもしれないが、戦略的ビジネス問題をめぐる思考を大いに刺激してくれる、強力な方法である。
イーサン・M. ラジエル(著) 『マッキンゼー式 世界最強の仕事術』
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★P44〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●まったく同し問題は存在しない
ビジネス問題には類似点が多いといっても、似た問題に同じような解決策を使えることにはならない。当初仮説(あるいは直観)は事実に基づいた分析によって立証しなければならない。そうすれば、提案もすんなり受け入れられるというものだ。
手に握っているのがハンマーだけだったら、問題という問題がぜんぶ釘に見えるだろう。
マッキンゼーにかぎらず、経営コンサルティング全般を批判する人たちは、コンサルティング会社が、その時点で最新流行の経営モデルを、すなわち、知的道具箱のなかでいちばん人気のある道具を、解決策として提示するだけだと言う。
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:(中略)
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クッキー型で抜いたような解決策を避けるということに付随して言えば、やみくもに直観に頼ることにも十分注意しなければならない。
ビジネスで経験を積むうちに、いくつもの問題を見て、それを解決するうちに、業界で何がうまくいって、何がうまくいかないか、かなり精通してくる。たしかに直観が正しいことは多いのだが、ここはレーガン元大統領のモットー、「信じよ、そして立証せよ」を肝に銘じるべきだろう。
現在はマーチャントバンクで働くマッキンゼー卒業生は、それを幸いっている
「ビジネス経験を積んだ鋭い中間管理職なら、たいていの場合はマッキンゼーと同じ結論をだせる。それもずっと短い時間で、つまり直観でね。しかし、重役はたいていそれほど優秀ではない。マッキンゼーは間題に懸命に集中するから、ほとんどの場合、最も優秀な重役でも鶴わないようながっちりした解決策をだせます。ところがたいていの重役は時間をかけないから、必ずいくつかのことを見逃す。時間をかけていられないんですよ、ふつう」
だから、あなたの最初の直観は正しいかもしれない―おそらく正しいだろう― が、時間をかけて、その直観を事実に照らして立証することだ。
イーサン・M. ラジエル(著) 『マッキンゼー式 世界最強の仕事術』
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★P122〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●初めての問題など存在しない(その2)
どんな問題でも、どこかのだれかが、すでに似たような問題に取り組んでいる可能性が高い。もしかしたら社内にそういう人がいて、電話一本で知りたいことがすべて聞けるかもしれない。
あるいは、同じ専門分野、他の部署、他社のだれかが、すでに同じ問題に遭遇しているかもしれない。そういう人を探し出して知り合いになろう。自分なりに調べて質問する。これで時間と労力を大いに節約できる。時間は貴重なので、よけいな手間ひまをかけて、むだにしてはならない。
マッキンゼーには、 PD ネットというデータべースがあり、最近のプロジェクトや社内の研究活動の報告書を見ることができる。
私がアソシエート一年目のとき、比較対象となる業界や問題など、何か参考になりそうなことを洗いざらい PD ネットで検索するのが、プロジェクト開始時における仕事の一つだった。
PD ネットで検索すると、どうしても山のような文書が出てくるので、そのなかから関係がありそうな一握りの文書だけを選び出す必要があった。
とはいえ、一日中、さらに、たいていは一晩中に及ぶこの作業は、チームを正しい方向に導くだけの情報をもたらすのがふつうだった。
イーサン・M. ラジエル(著) 『マッキンゼー式 世界最強の仕事術』
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本書は、2つの貴重な意味を持っている。ひとつは、これまで謎に包まれていた世界的なコンサルティング会社マッキンゼーの仕事や組織、経営について、その一端を明らかにしていること。つまり、マッキンゼーそのものがテーマになった本である点だ。もうひとつは、彼らがビジネス経営問題をどのように解決するかを書いていること。つまり、世界中から集められた、きわめて優秀な「仕事師」たちの思考やテクニックを教えてくれている点だ。著者はマッキンゼーで3年間働いた元社員。そこでの経験と、同社を退職した人々へのインタビューから本書を書き起こしている。 本書の主要部分は、ビジネスの問題をどう考え、解決に向けてどんな方法をとり、そして解決策をどう売り込むかという、実際に彼らがコンサルティングを進める手順に沿って展開されている。いわゆる「マッキンゼー式」の真髄は、その最初の段階の「事実に基づき」「厳密に構造化され」「仮説主導である」という3つの柱で示されている。なかでも、問題を構造的に把握して3つの項目に集約させるテクニックや、まず仮説を立て、証明や反証を重ねながら正答に導くプロセスは、ビジネス思考の究極のモデルになるものだろう。 一方で、チームの編成、リサーチ、ブレーンストーミングの各方法や、「売り込みをしないで売り込む方法」など、すぐに応用できる実践的なテクニックも数多く紹介されている。多忙を極めるCEOに30秒でプレゼンする「エレベーター・テスト」や、毎日1つチャートを作るといったユニークなトレーニングもある。また、彼らのストレス対処法やキャリアアップの方法などもスケッチされていて、彼らの「生身」の側面をうかがい知ることができよう。 マッキンゼーの人々の仕事に対する思考やテクニックが、見事に描き出された1冊である。一読すれば、ビジネスにおける強靭な精神と、すぐれた知性の源泉に触れた気になるはずだ。 |
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![]() マッキンゼー式 世界最強の仕事術 著者 :イーサン・M. ラジエル |
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![]() マッキンゼー流図解の技術 |
![]() マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書 |
![]() マッキンゼー流入社1年目ロジカルシンキングの教科書 |
![]() ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル(Bestsolution) |
![]() マッキンゼー流プレゼンテーションの技術 |
情報収集が上手い人がいます。私の場合は、つい話しすぎて、あとで「あちゃ~」と思う場合がよくあるのですが、とくにコンサルタントを名乗るような人は大抵、核心部分の質問にうまく持ってかれます。ここには実はいろいろなテクニックがあるようです。コンサルタントの話題を引っ張る技術コンサルタントは、自分の仮説を証明する事実をラインスタッフから聞き出そうとします。ただ、大抵の場合、社外の人間に対しての発言は、結構気を使いますので、本音..
コンサルタントが作る資料って、かっこいいですよね。もちろん、それで生計を立てているプロなんだから、シロートと比べられたら、コンサルタントは怒るでしょうけど。グラフの種類は多くないでも、結構多くのコンサルタントの方とお付き合いした経験からして、実際に使っているチャートはそれほど多くはないようです。つまり、あるテンプレートがあって、それにデータを食べさせればいいように作ってあるみたいです。まあ、そのくらいでないと効率的には作業でき..
初めての問題は存在しないたとえば、「コミュニケーションミス」みたいなトラブルはどこの会社にもあります。「ノウハウが経験者にのみ蓄積されて、若者に伝達されていかない」なども同じ。初めての問題など存在しない(その1)たいていのビジネス問題は、互いに違っているより、似ている部分のほうが多いものだ。ということは、少数の問題解決テクニックがあれば、幅広い種類の問題に答えられ..
本連載「マッキンゼーの思考技術」でマッキンゼーの問題解決の3つの柱についてご紹介してきました。・事実に基づく・MECEで構造化する・仮説主導で本日は「仮説主導」における当初仮説についてご紹介します。当初仮説最初の会議で問題を解決してしまう当初仮説複雑な問題の解決は、長い旅のようなものだ。問題解決のための地図が、当初仮説である。当初仮説はマッキンゼー式問題解決プロセスの第..
後悔は前もってはできない「後悔先に立たず」といいますね。後からわかったことが、先にわかっていたらやってないので、そういう失敗自体発生しません。当たり前のことです。ところが、その後悔って、役に立つかというと実際役に立った経験は記憶にありません。たとえば、自転車に乗ってたら雨が降ってきて、スリップして転倒したみたいなときに、「あの時、自転車を使わずに歩いていけば…」「あそこにゴミが落ちてなければ…」「もっとゆっくり走っていれば…」「あそこの道を通ら..