忍者ブログ

サラリーマンの仕事術

給料がちょっとだけあがるような仕事術について

上司を制御する


最近になってよくこんな仕事術を聞くようになりました。

 上司を操縦せよ
 Manging your BOSS

※おそらくハーバード・ビジネススクールが出典ではないかと。

ここでは、Manageに「操縦」という訳語を当てましたが、「制御」「管理」まぁなんでもいいです。

要するにうまく上司を扱えば、「自分がハッピーになれるよ」ということだと考えています。

でも、これ具体的に言えば何をすることかわかります?

実は色々あります。

普段私がやっている上司の操縦法をご紹介します。

■上司を頼る


とにかくこれが一番大事。

上司が年上であれ、年下であれ、上司は上司として「プライド」があります。そのプライドをくすぐることです。

自分が抱えている問題や上司から指示された課題に対して

 「自分としては××と考えたのですが、どうでしょうか?」
 「対応方法として3つあると思いますが、どの方法が現実的でしょうか?」

など、とにかく判断する仕事を上司に渡してしまうことです。
ただし、上司は選択する、Go/NoGoを言う以外のことはさせてはいけません。
また、上司が何か行動をしないといけないような頼り方もいけません。

その場で考えて、「これで行こう」と言ってもらえるような相談をすることです。


■上司の気にしていることを気にする


上司は、あなたより一段上の組織を管理しています。したがって、あなたの担当業務に直接的な興味はありません。組織として期待通りの成果が出せるのであれば、別にどのような方法を取っても気にしません(一部の上司は細々とやりかたも気にする場合もありますが)。

ですので、あなたは上司になったつもりになって、組織の課題を考えましょう。また、上司がなにか発現するときには、何を気にしてそういう発言をしたのかという「裏」を読みましょう。
ただし、それを上司に言ってはいけません。

そして、自分の抱えている担当業務の課題解決が、上司の考えている課題解決に関連するような解決方法を考えることです。

上司の課題は、簡単に言ってしまえば部下の課題の集合体です。つまり、100%でなくともあなたの仕事がスムーズに進めば、上司の課題の何%かは解決するんです。

で、何かのタイミングで(上司と話をしている時の余談の1つとして)、上司に「この(上司が抱えている)課題は××の方法で解決に近づくことが出来る」というのを提言します。この時、あまり直裁的に課題について触れるのではなく、ちょっと稚拙な(範囲の狭い)課題提示と、考えている自分の作戦をちらっと話すことです。

何度も話しているうちに、上司にその解決方法が刷り込みをされます。

上司の上司から「あの課題はどうなった」と訊かれた時に、とっさにあなたの言っていた課題対応方法が口をついて出ます。

■上司の力を借りる


上司の力として一般的には

 ・自部門内の統率力
 ・他の部門・他グループへの影響力
 ・根回しの力
 ・方針決定能力(部門の方針を決めること)

があります。これはあなたより上です。

「他の部門に××を依頼したい」ですとか「××のプレゼンをしたい」などという時に、事前に相談して置くことです。おそらく上司は「もっと詳しく」と聞いてきます。
そこで、詳しく話をして、上司に上記のような力を発揮してほしいと暗に依頼することです。
直接的に「××をしてください」と言うと、「面倒くさいなぁ」と思ってしまうので、「暗に依頼する」のがいいですが、これは上司の理解力次第で使い分けてます。

■仕事の種類を考える


仕事には「自分にできる仕事」と「自分にできない仕事」の 2 つしかなく、できないことはほかの人にやってもらうほかありません。

そのようにシンプルに考えれば、自分の仕事がもっとラクになるはずです。できない仕事への心理的負担が半分になり、できる仕事は倍楽しくなる。つまり他人の力を借りることで、仕事は

 ・楽になる
 ・楽しくなる

のだと思います。

■同じテーマの記事

引き継ぎをする

サラリーマンは、だいたい期末や期初に業務や担当が変わったり、昇進昇格によって仕事内容が変わったりします。そのときに、以前その業務をやっていた人がいるはずですよね。あらたに仕事を作ったのではない限り。そういうときに、前任者からきちんと引き継ぎをしてもらってますか?実はわたしは引き継ぎをしてもらった経験があまりありません。知らない人が困っても痛くも痒くもない一番仕事で困るのは、「その前がどういう状態だったのか」がわから..

期末面談の自己申告を請求書にしてみる

毎年、1年間の業務成果を上司に報告して、上司から業務評価をもらいますよね。いわゆる期末面談。私としてはサラリーマンの最大のイベントだと思っているのですが、どうもぞんざいに扱う人が多いような印象を持ってます。「今やっている仕事が忙しいから」と、当日になって、「エイッ」って書き込んで、誤字脱字のまま提出してくる人もいたりする…。今やっているプロジェクトや仕事は当然大切なのですが、その結果自身で給料が決まっているわけではなく、期末面談で書かれた上司の評価で給料が決まっている..

議論が進まないときの4つの対応方法

何かを提案した会議のファシリテーションや議事進行をしていると、議論がなかなか進まない状態に陥る時があります。大抵の場合は、公式には「やるべき」なんだろうけど、「やりたくない」とか「そんな工数はない」とかの問題があって、メンバーの腰が引けている状態なことがおおいです。まあ、「わっかっちゃいるけどね〜」状態。こういう状態に陥ると、いくら議論しても、ほぼ無駄です。相手は理屈的には説得されているので、納得する理由をさらに提示しても、絶対..

嫌なことは、「もし気分がよかったら」で切り替える

ストレスに対処する方法として「ポジティブシンキング」が挙げられますが、考え方というのは、そうそう簡単には変わりません。別のアプローチで受ける印象を変える方法を紹介します。思考を変えずに状態を変えるそこで一つの方法として「もし、自分がもっと心地よい状態にあったとしたら、どう感じるだろうか」と考えてみます。ポジティブ・シンキングをするのではなく、「過去に自分が心地よい状態であ..

評価されるコツ

どんな職場にも、周囲から絶対的な信頼を集める「エース」的な人がいる半面、誰からも期待されず、お荷物のように扱われてしまう人もいます。入社当初から、「エース」だったわけでも「お荷物」だったわけでもありません。長い時間をかけて、ゆっくりと「エース」や「お荷物」になってしまったのです。これは一体なぜなのか?本日ご紹介する『「辞められると困る! 」と言われる社員がやっている 評価されるコツ』からその原因を一部紹介します。..

通勤どこでも仕事術:毎日5分だけ勉強確保できる確実な方法

何かを初めて勉強しようと思ったら、まとめて時間を取らないとなかなか難しいですが、ある程度基礎勉強が済んで継続的に知識を深くしていくのであれば、毎日少しづつ勉強することが適しています。毎日5分だけ勉強しようところが、この「毎日少しの時間だけ××に当てる」というルーチンはなかなか成立しません。短時間というハードルの低さと、少しづつという成果の見えにくさから、つい「後でいいや」になってしまって、その「後で」が最後まで来な..

PR