忍者ブログ

サラリーマンの仕事術

給料がちょっとだけあがるような仕事術について

文章のコツ4:「である」調と「ですます」調



どうも日本語というのは、母国語で話し慣れているので、あまり意識しなくてもそれなりの文章が話せたり、書けたりします。

ところがちゃんと勉強してみると、以外に知らないことが少なくありません。

ちょっとだけわかりやすい文章を書くためのコツのひとつに、文体を揃えるという事があります。

ネットで辞書を引いてみると、


★――――――――――――――――――――――――――
●文体

1 文章の様式。口語体・文語体・和文体・漢文体・書簡体・論文体など。
2 その作者にみられる特有な文章表現上の特色。作者の思想・個性が文章の語句・語法・修辞などに現れて、一つの特徴・傾向となっているもの。スタイル。

Goo辞書 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/197578/m0u/%E6%96%87%E4%BD%93/
――――――――――――――――――――――――――★


とあるのですが、とくに気をつけたいのが、

 ・ですます調 vs である調
 ・口語体と文語体

です。

■文体を選択する


「文体」というのは、あまり意識されていないかもしれませんが、その文章から受取る印象を結構左右します。文章の性格といってもいいかもしれません。

たとえば、この文章でつかっている「です、ます」調です。

これを


★――――――――――――――――――――――――――
「文体」は、あまり意識していないかもしれないが、その文章から受取る印象を結構左右する。文章の性格といってもいいものである。
――――――――――――――――――――――――――★


と書くとちょっと論文調になりますね(これを「である」調といいます)。

私は基本的にレポートなどの場合は、「である」調、メールなどは「ですます」調を使うことにしてます。

当然ながら、ある文章はその文体に統一されていないと、読みにくいという印象を受けます。
なので、こういった文章が混在しないように注意するといいでしょう。

明治の昔は、文章と口語文は別物でしたね。
文章は格調高いものが多かったように思いますが、普段にそんな文を使ったらちょっと引かれてしまうかも。

★――――――――――――――――――――――――――
我、考えるが故に我あるなり。しかして、我あるを存するところ~~~~
――――――――――――――――――――――――――★


■硬い文体と柔らかい文体


本ブログの主題は仕事なので、仕事で使うという前提で考えると、

 やや硬めの文体

が好まれます。

つまり、

 和語よりも漢語
 論理的な文章構造

という作りですね。小説のように

★――――――――――――――――――――――――――
そのとき、彼の背中は何も語らなかった
――――――――――――――――――――――――――★


なんて、行間を読ませるように書いたら、「アホかお前」と言われかねません。

あまり硬くするのも時と場合ですが。

文体に注意して文章を書いてますか?

ということで、「文章のコツ」シリーズは次回に続く…。

■関連する記事

仕事で使える心理学1:詳細目次

仕事や日常生活において、だれでも自分は合理的にものごとを判断していると信じています。でも、じつは私たちはそれほど理にかなった生き物ではないようです。たとえば天気の良い日と悪い日でものごとの判断結果が違う。涼しく快適な環境と暑苦しい不快な環境では相手の印象が違う。このように無意識のうちに偶然の要因やまったく関係のない環境要因に影響を受けて判断していることがあるのです。そのことを自覚していないと、思わぬ落とし穴にはまって..

仕事にも趣味にも効く「ハイスピードツィート」のテクニックで知識と頭の反応速度を鍛える

速読のセミナーなどに行くと、その場はできるような気がしてきますが(有料なのですから、そんな気がしないと「お金返して」って言いたくなっちゃいます)、家に帰った頃にはもう効力切れ…。でも本来は速読の練習というのは、毎日毎日繰り返してやっと身につくものです。速読のが目指すものもともとなんで速読なんて勉強しようと思ったのか、というところに立ち返ると、直接的には「沢山の本が読みたい」でしょう。それ以外の目的で速読を学ぶことは..

自己プレゼンの文章術1

自己PR文をどのように書くかを解説した本をご紹介します。関連書籍は何冊か読んだのですが、本書が一番まとまっていて、具体例も身近なものが多かったので、本書をご紹介することにします。ただし、本書は「学生が企業にエントリーシートを提出する際に書く」という講義をまとめたものなので、場面が「未経験者」という物が多いですが、中途や昇進昇格に十分応用できる内容ですし、これが「基本形」なんだと理解しやすい構成になってます。自己プレゼン就職・転職活動や昇進昇格時に..

厳しい交渉ごとは役員応接室でやりなさい

あなたの会社には役員専用の応接室がありますか?ウチの会社にはあります。基本的には、一般社員は使えないのですが、どうしても他の会議室などが使えない時に、ここが空いていれば使わせてもらえます。厳しい交渉には役員応接室を使う私はときどきここを使わせてもらってます。上司の役員にお願いして「この時間しかないので使わせてもらっていいですか?」と聞けば、「空いていればいいよ」とたいていは言ってもらえます。聞かれた役員にしても、た..

行動しながら記録する

日誌、書いてますか?私の場合、全然書かない日が続いたり、きちっと記録がとれている日が続いたりと結構波があります。この中でとくに調子よく、詳細な記録がとれている時期を考えてみるとひとつの特性がありました。それがこのコツ。やっている時に記録する「は?それだけ?」と思われるかもしれませんが、意外とこれが大きいのですよ。「思い出す」コストと「記録する」コスト以前の記事でも何度かふれてますが、人間の記憶は1時間も経てば曖昧になります。私のような、記憶力がないこ..

ブックカバー

読書、してますか?私はほとんどの本を図書館で借りてきて、通勤電車で読んでます。そのときちょっと気になるのが、本の表紙が丸見えなこと。そこで、ブックカバーを使えればいいのですが、本屋さんで買ってくればカバーを掛けてくれますが(本屋さんの広告みたいなカバーですが)、図書館では当然そんなものはありません。で、考えたのが、「なければ自分のお気に入りを作ればいい」ということ。プリンタでブックカバーを作る自分で作るとなると、デザインはなんで構いません。自分のお気に入..

■同じテーマの記事

環境を構築する1

仕事のツールとして、一番良く使うのはPCでしょうかね?多くの人がPCで、メールをやり取りしたり、プレゼン資料を作ったり、データを整理したり、契約書を作ったりと何らかの形でPC操作が仕事をする上で必要になっているのではないでしょうか。昔(といっても10年~20年)は、PCがまったく操作できない。メールも書けないので、他の人にそれを頼んでやってもらうという上司も居ましたが、さすがに今時そんな人は居なさそうですね。ツールを改善する道具である以上、使いやすくして..

PR