忍者ブログ

サラリーマンの仕事術

給料がちょっとだけあがるような仕事術について

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

人を動かす:名前を覚える努力をする


私は、人の名前を覚えるのがあまり得意ではありません。

なので、過去記事でも書きましたが、

 初めて合う人の名前を連呼する
 中途面接の印象を良くするコツ:面接官の名前を覚えなさい
 忘れた名前のごまかし方

など、名前の覚え方には結構関心を持っています。

本日は、名著『人を動かす』にかかれていた名前の覚え方に関する記載のご紹介。

★P〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

たいていの人は、他人の名前をあまりよく覚えないものだ。

いそがしくて、覚えるひまがないというのが、その理由である

いくらいそがしくても、フランクリン・ルーズヴェルトよりもいそがしい人はいないはずだ。

そのルーズヴェルトが、たまたま出あった一介の機械工の名を覚えるために、時間をさいている。
 :
 :(中略)
 :
ナポレオン三世は、大ナポレオンの甥にあたる人だが、彼は、政務多忙にもかかわらず、紹介されたことのある人の名は全部覚えていると、公言していた。

彼の用いた方法ーそれは、しごく簡単だ。

相手の名前がはっきり聞きとれない場合には、「すみませんが、もう一度いってください」とたのむ。もし、それがよほどかわった名前なら、「どう書きますか」とたずねる。

相手と話しているうちに、何回となく相手の名をくりかえし、相手の顔や表情、姿などといっしよに、頭のなかに入れてしまうように努める。

もし、相手が重要な人物なら、さらに苦心をかさねる。

自分ひとりになると、さっそくメモに相手の名を書き、それを見っめて精神を集中し、しっかり覚えこんでしまうと、そのメモを破り捨てる。

こうして目と耳と、両方を動員して覚えこむのである。

これは、なかなか時間のかかる方法だが、エマーソンの言によると、「良い習慣は、わずかな犠牲を積みかさねることによってつくられる」ものなのである。

デール・カーネギー(著) 『人を動かす
―――――――――――――――――――――★


本書『人を動かす』には、ルーズベルトやナポレオン�V世など様々な人が登場しますが、その人達が、英雄的行為をしたことについては全く触れられていません。

その人達が、自分以外の人にいかに関心を払っていたかが繰り返し実例を持って述べられています。

関心を払うための第一歩は、相手の名前をちゃんと呼ぶことです。

相手の名前をかけるようにするというのは、名刺文化のある日本ではあまりやりませんが、「変わったお名前ですね」とか「いいお名前ですね」みたいなのは可能ですね。

相手の名前を話題にするというのは、初めてあった人になら使えるテクニックですし、これが非常に効果があります。ひとつは相手の得意なことを喋らせること。もうひとつは、相手の名前を連呼することで覚えられるようになること。

まあ、1対1の時にしか使えませんが。
逆に1対1の初対面の時には、天気の話よりもいいねたかと思ってます。






■参考図書 『人を動かす

これを読まざるしてヒューマンコミュニケーションを語るなかれ!
デール・力ーネギーによる自己啓発の源流とでもいうべき不滅の名著。原版(How to Wln Friends and Inffuence Peaple)は、世界各国で 1500 万部以上、日本語版も 400 万部を超える大口ングセラー。
この脅威の部数は、本書が「人間心理の本質」を正面から扱った最初の一冊であることを示している。多くのヒューマンコミュニケーションに関する本は本書の焼き直しと行っても過言ではない。これらの本を読む前に、まずは本書を読んでから語ってほしいもの。


◆アマゾンで見る◆ ◆楽天で見る◆ ◆DMMで見る◆

人を動かす
著者 :デール・カーネギー

人を動かす
検索 :最安値検索

人を動かす
検索 :商品検索する



●関連 Web
 悪用厳禁!心理学で人を動かす7つの秘法 - ライフハックブログ
 人を動かす-Wikipedia
 人ひとを動うごかす―デール・参考カーネギーによる人間関係の古典―:日本語文学ガイド
 転職を繰り返したD.カーネギー――世界最大の自己啓発本「人を動かす」を作った男
 説得コミュニケーションの原則―Diamond Online
 悪用厳禁!心理学で人を動かす7つの秘法 - ライフハックブログ

●本書を引用した記事
 わかりやすく書くコツ
 電話番号を覚えて脳の腹筋を鍛える
 上司にお願いする作業は分解してから渡す
 多面的交渉術をトレーニングする「ピラミッド交渉力」
 多面的交渉術をトレーニングする「ピラミッド交渉力」
 仕事で使える心理学4:ポイント抜粋―ストレスに対応する
 仕事で使える心理学3:ポイント抜粋―リーダーにとって必要なこと
 仕事で使える心理学2:ポイント抜粋―判断に影響する心理
 仕事で使える心理学1:詳細目次
 会議におけるファシリテーターの役割とは

●このテーマの関連図書

道は開ける新装版

話し方入門新装版

輸液療法の進め方ノート―体液管理の基本から手技・処方までのポイントがわ…

薬物動態学

完訳7つの習慣人格主義の回復

7つの習慣-成功には原則があった!


■関連する記事

わかりやすく書くコツ

「サルでもわかる〜〜」っていうタイトルの本を見かける時があります。「いや、いくらなんでもサルは本が読めないだろ」とは思うのですが、まあ、こういうのって特定のジャンルについて調べようと思うときに「入門書としてはアリかも」という気がして、つい手に取ってしまいます。サルでもわかる福沢諭吉ということで、どうすればわかりやすくなるのかについて完結にまとめられていた本からのご紹介。で..

電話番号を覚えて脳の腹筋を鍛える

最近、なにも見ずに言える電話番号が少なくなりました。昔は、友人の電話番号くらいなら、スラスラと出てきましたし、電話番号もある程度の期間なら覚えてました。ところが、最近携帯電話やスマホが全部代行してくれるおかげで、数字を暗記できなくなったような気がします。数字の羅列を暗記するのは頭の体操になる過去記事で、「車のナンバープレートをみたら、足し算や掛け算をしてみる」という頭の体操をご紹介しましたが、本書を読んで、「ああ、..

上司にお願いする作業は分解してから渡す

他の部門で、あまり自分の顔が売れてない(認知度が低い)時、何かをお願いしようとすれば、上司の名前を利用することになります。ようは上司に、名前と人脈を貸してください、とお願いする形になります。「××の案内のメールを発信してください」「関係者にトリガになる連絡を出してください」など。こういうときに、文面や宛先などを上司に考えてもらうのは、部下としてはちょっと気が利かないと言われてしまうかも。下書きを作る他人の名前で..

多面的交渉術をトレーニングする「ピラミッド交渉力」

おそらく、交渉事が得意という人は少数派なのではないか、という気がしていますが、皆さんどうなのでしょうね?私はと言うと、交渉事は超ニガテです。一方で、過去記事でも何度か交渉モノの記事を「えらそうに」書いていますし、それなりに使えていると自分的には思っている部分もあります。いつまでたっても「得意だ」とは思えないところが救えないですが。本日は、交渉という人間関係のもっとも煩雑な部分にスポットをを当てた本をご紹介。紹介交渉..

多面的交渉術をトレーニングする「ピラミッド交渉力」

おそらく、交渉事が得意という人は少数派なのではないか、という気がしていますが、皆さんどうなのでしょうね?私はと言うと、交渉事は超ニガテです。一方で、過去記事でも何度か交渉モノの記事を「えらそうに」書いていますし、それなりに使えていると自分的には思っている部分もあります。いつまでたっても「得意だ」とは思えないところが救えないですが。本日は、交渉という人間関係のもっとも煩雑な部分にスポットをを当てた本をご紹介。紹介交渉ごと..

仕事で使える心理学4:ポイント抜粋―ストレスに対応する

仕事や日常生活において、だれでも自分は合理的にものごとを判断していると信じています。でも、じつは私たちはそれほど理にかなった生き物ではないようです。たとえば天気の良い日と悪い日でものごとの判断結果が違う。涼しく快適な環境と暑苦しい不快な環境では相手の印象が違う。このように無意識のうちに偶然の要因やまったく関係のない環境要因に影響を受けて判断していることがあるのです。そのことを自覚していないと、思わぬ落とし穴にはまって..

■同じテーマの記事

MMOSTを使って大量の知識を獲得し、記憶する

ビジネス書を読むときに、「この本で何を知りたいか」を明確にしてから読むと、その本の中で自分にとって重要なものが高速に読み取れます。まあ、よく言われることですが、なかなか「この本を読む目的や目標」って決めてかかれないです。私は年間100〜200冊のビジネス書を読んでたりしますが、そこまでちゃんと決めて読み始めるのは1割ないかも。あとはセレンディピティっていうか、一期一会。要するに出たとこ勝負。本を読む目標を明らかにす..

PR